Geometric Constructor / Win
のダウンロード
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愛知教育大学 数学教育講座
飯島康之
目 次
一般的な注意
Geometric Constructorは Visual BASIC 6.0 で開発しています(ver.1.1.* まではVB5)。もし,VB6(SP1以降)をインストールしている方や,必要なDLL等がすでに組み込まれている方は,実行ファイルのみのコピーで十分です。
また,そうでない方は,少なくとも一度はきちんとしたセットアップが必要になります(解凍後,10MB程度,圧縮ファイルは 4MB程度)。
そこで,2つの方法があります。
- 実行ファイルのみ(最小ですむ。VB5のDLLなどが必要)
- セットアップ用の3つのファイル
- Setup.exe
- Setup.lst
- Gcwin.cab
なお,ある程度古くなったものに関しては,実行ファイルのみをサーバーに置くようにしたいと思います。
また,VBのService Pack を次のように組み込みました。
GC/Winのバージョン | VBの版とService Pack
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1.8.0 以降? | VB6(SP5)
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1.5.1 以降 | VB6(SP4)
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1.2.1 以降 | VB6(SP1)
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1.0.6 以降 | VB5(SP3)
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0.2.1 以降 | VB5(SP2)
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それらの版の違いに関しては,
- ソフトが開発されたときに使っているDLL,OCXの版が実行環境での版よりも新しい場合は,「DLLのバージョンが合いません」等のメッセージが出て使えない
- 逆に,開発されたときの版の方が古い場合,(DLL,OCXをアップグレードした場合)は,そのソフトの使用には支障はでない
というようになっているようです。
「Service Pack」というのは,実質的には,「バグ」の修正を主目的に配布しているものであるため,常識的には,新しいものが配布されたら組み込むというのが,基本です。
しかし,事情はそれほど単純明確ではありません。それらのモジュールは,他のアプリケーションで使っている可能性があります。また,古い版のバグを改善したものが,SP3に収録されているはずですが,新しい版の方で新しいバグが入っている可能性や,相性が合わずに,いままで動いていたソフトに支障がでてしまうことが絶対ないとは言い切れません。「トラブルが起こることは絶対にさけたいパソコン」での使用は避けた方が賢明で,他の環境で動作確認をしてからインストールする方が無難です。
ただし,このようなアップグレードは,今回のテスト版に限らず,どのようなソフトをインストールする場合にも起こり得ることです。いわば,Windows用のソフトの宿命と言ってもいいでしょう。SPの配布に際しては,基本的な部分に関しては,事前にMicrosoftの側で確認をしているでしょうから,重要なところでトラブルが頻発することはないと思います。また,トラブルが発生するような場合には,ある程度の期間の後に,いずれそのバグを修正した新しい Service Pack が配布されるでしょうから,あまり神経質になりすぎる必要はないとも言えます。
サンプルデータ
ver.1.*.*以降では,いくつかのデータを sample.gc4 に含んでいますし,作図をすることもできます。(ver.0.1などでは作図ができませんでした。)Geometric Constructor(DOS版)などで作成したデータを読み込み,変形等を行うこともできます。
その他にも,次のようなデータを利用していただくこともできます。
さらに,別の作図データが必要な場合には,公開講座の書庫に保管しているデータをご利用ください。
ver.1.9.4 (2004.10.19)
作図におけるバグの解消
- 新潟県立国際情報高校の内田先生からのご指摘で, 作図におけるバグが分かりました。
- このバグは, 線の種類(線分,半直線,直線の他に, 矢印など)を追加したときに, 該当する部分を修正しておかなかったために生じたバグです。
- 線の種類の指定を, 線分・半直線・直線以外に指定し, 続いて作図の継続を行うと思うと発生します。
- 最近,修正内容をきちんとここに書かなくなってしまったため, どの時点からのバグなのかが分かりませんが,私自身,ミスの事例を指摘していただくまでは気づかなかったので, ほとんどの方はお気づきにならなかったバグかもしれません。
- ご指摘いただいた, 内田先生には, こころよりお礼申し上げます。
- Visual Basic (SP6) を使ってコンパイルしました。(1.9.3 - )
- なお, それ以外にも, 1.9.3として, いくつかの修正をしていたはずなのですが, ...ごめんなさい。修正内容は忘れました。多分,大した修正ではないのだと思います。
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ver.1.9.2 (2004.03.10)
「×」で終了してもきちんと「終了」
- 「GC/Winを終了しても, メモリ上に残っている」という指摘がありました。現在までの調査では, 右上の「×」で終了したときに, メモリ上に残るという現象を把握し, その場合にはきちんと終了するようにしました。これで, 前出の問題はおそらく解消できているのではないかと思いますが, お気づきの方はお知らせください。
描画を少しきれいに
- 今までは, 「消して」しまって汚くなっていた描画を少しきれいにしました。
サムネイル生成機能
- Ctrl + T を何回か押すことで, eCase 登録用の大きさのサムネイル用の画面の大きさを追加しました。
点などの設定ミスの回避
- 点の色などを設定するときに, メニューにないものを誤って入力してしまうとエラーとなっていましたが, デフォルトの値に設定することが回避するようにしました。
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ver.1.9.1 (2003.12.17)
作図における対象選択での「ダブルクリック」
- 今までは, フォーカスが当たっている対象は「クリック」で「確定」 / フォーカスが当たっていない対象の場合は, 「ゆっくり2回クリック」で「候補選択」・「確定」だった。
- この版からは, 候補の選択はダブルクリックで行えるように変更した。
- (現状ではGC/Javaは以前の使い方のまま)
HTML保存
- 「HTML保存」を行うと, データの保存に続いて,それをGC/Javaで表示するためのhtmlファイルを生成し, それを開く。
- GC/Winの保存されているフォルダ内にある「GC_html_org.htm」を書き換えると, ひな型を変えることができる。
AutoRedrawスイッチをなくす
- これまで, オプションの中に, 「AutoRedraw」があった。これは, 遅い機種において, 描画がもたつかないようにするためのものであったが, クリップボードへの保存がされないなど, トラブルの元でもあったので, 常にonとするように変更した。
bmp保存機能
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ver.1.9.0 (2003.07.07)
日/英語版
- メニュー・メッセージを日本語/英語/マニュアルモードの3種類を用意した。
- コンパイルも日本語VBと英語VBの2種類を行った。
- 言語切り換えは, 「Language」メニューで行える。
- マニュアルモードは, 辞書を作成/修正するためのもの
- マニュアルモードでは, フォントも選択できる(日ではMS Pゴシック, 英ではArial)
- いずれ, より多くの言語に対応できるようにすることを想定している。
その他
- CDなどに収録しているファイルで起動するとき, 軌跡表示にするとエラーが生じたのを解消
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ver.1.8.1 (2002.12.23)
「条件を満たす点の集合」の自動描画
- 「条件を満たす点の集合」を変数による軌跡によって求めている場合,キーボード変形時に, 「X」キーを押すことによって, 自動描画をするようにしました。
- これに関連して, 「軌跡」の表示よりも, 図形や測定値の方を上に書くにようにしました。
- また, 軌跡描画の太さは最小値「1」のままにしました。図形の方が目立つようにするには, 線の太さを「3」などにするといいと思います。
- 関連して, 「ベンチマーク」を復活しました。キーボード変形時に, 「B」キーを押すと「変形100回あたりの時間」を計測します。
「Undo」の改良
- 多角形などをUndoで消す場合には, 何回か行わないといけませんでしたが, 一回の「Undo」でまとめて処理するようにしました。
- 関連して, 「データ表示」を改良しました。
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ver.1.8.0 (2002.12.16)
辺を動かせるようにした
- 両方の端点が自由に動かせる点となっているような辺に関しては,辺をつかんで動かすことができるようになりました。
- なお, これはフルメニューモードのみとし, 簡易メニューモードでは, 従来通り,点のみを動かすことが可能なだけです。(辺を動かしたくないのに辺を動かしてしまうことを避けるため)
動かせる点/辺の表示
- 今までは, 動かせる点のそばにいけばマウスカーソルの形状が変わるという方法をとっていましたが, 点や線のそばに行けば,「今ドラッグするとこの点/線を動かす」という対象を太く表示するようにしました。
選択時などの表示を分かりやすく
- 上記と関連しますが, 変形/作図等での対象の選択での表示を太くし, 分かりやすくしました。
「画面切換」機能の充実とクリップボードの利用
- 「ファイル」メニューの中の「画面保存」を拡充し, 「画面切換」機能とし, GCを使いながらその記録を取りやすくしました。具体的には, 以下のような機能を実装しました。
- F7キーを押すと, 現在の図(フレームなし)をビットマップファイルとして保存すると共に,クリップボードに保存。そのため, 「今の画面をWordに貼りたいときには, F7キーを押して, Wordの画面に移動し, 「Ctrl + V」で貼り付けをすればいい」という使い方ができるようになります。
- 「Ctrl + T」キーを押すと, 「標準」→「1/2表示」→「1/4表示(サムネイル表示)」→「標準」と画面の大きさを切り換えます。また, 「1/4表示」のときには, その画面をクリップボードに保存します。(1.8.1からは, 「1/2表示のときも保存するようにしました。
- F4キーで「画面複写」をしますが, ここでは「1/2表示」とすることにしました。
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ver.1.7.3 (2001.12.18)
格子点への射影の修正
- 格子点への射影において,x,y座標が正の場合に,1ピクセルずつ小さい点に射影されているという基本的なミスがありました。それを修正しました。
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ver.1.7.2 (2001.11.22)
オンライン保存機能について
- 数学教育講座のWebサーバに変更がありました。原因は, Nimda対策のためのソフトの入れ換え(IIS→Apache)です。
- それに伴って,今までのurlでの書き込みができなくなってしまったため, urlを書き換えました。
- 今までもマニュアルでの設定が可能でしたが,その設定の保存に問題がありましたので,修正しました。
その他
- 簡易メニューで動かせる点の緑丸表示, フルメニューで既存の表示という方法におかしなところがあったので,修正しました。
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ver.1.7.0 (2001.7.6)
機能の追加等
- 測定結果記録機能
- まず,図形を作図し,記録したい測定を行ないます。
- 軌跡のスイッチをonにします。(タイトル等が書かれます。)
- 変形をすると,それぞれのときの測定値が表になります。
- Ctrl + Shift + F9 を押すと(あるいはフルメニューの中で 「軌跡」→「測定記録を見る」), ブラウザ上に,その表が表示される。(場合によっては,再表示(Ctrl + R)が必要)
- Excel等で表示したいときには, csvファイルへのリンクがそのページの冒頭にあるのでクリック。
- Excelでそのファイルをロックされないようにしているため,「読み込み専用」で開くことになる。
- 必要に応じて,Excelによってグラフ等を作ることができる。
-
- 軌跡のon/off(F9)を押すことによって,記録のon/offが連動
- 軌跡の消去(Shift + F9)を押すことによって,記録は最初から
- 記録するファイル名は, GC/Winの実行ファイルがあるディレクトリィ内の temp.htm と temp.csv
-
ダウンロード(実行ファイルのみ)
ver.1.6.3 (2001.3.14)
機能の修正等
- (1) 最大化されているときにF4キーを押すとエラーになるのを回避
牧野先生による指摘を受け,修正しました。
- (2) 画面データを bmp ファイルによって保存(F7キー)
- (3) 当該フォルダの中の GC4ファイルに関してすべて bmp ファイルを生成
これは多くのデータを作る人, 特に私にとって役立つ機能
と思うので,多くの方にとって幸せかどうかは???です。
WWWを作るとき,今までは次のようなことをしていました。
・GCで保存したい画像を作る
・Alt + Prtscreenでクリップボードに保存(フォームの枠あり)
・Paint Shop Pro などの画道処理ソフトで表示
・切り取り
・GIFで保存
これが次のようになります。
・GCで保存したい画像を作る
・F7キーを押す
・フォームのわくなしの画像が
データフォルダの下の bmp フォルダに保存される
また, 今回のコンソーシアムのように,多くのデータがある場合には,
・GCデータを一括してまず作っておく。
・GCを起動し, ボタン一つですべてのデータにたいして bmp ファイルを作る
「bmp ファイルなんか作ってなにがうれしいんだ」
と指摘されそうです。
実際,一つの画像あたり 400kb 程度かかりますから, 100あれば,
40MBにもなりますし, bmp そのものではWWWにも使い道がありません。
しかし, たとえば, Paint Shop Pro の「一括変換機能」を使うと
ボタン一つであっと言う間に,すべて GIF ファイルに変換されます。
(それぞれが3kb程度)
****
さらに,まだまだいいことはあります。
「小さめの画像ではっきりとしたものがほしいんだけど」
(画像として縮小するとみにくくなる)
という場合には,
・GCの画面を小さくする
・「縮小」にしておく
・文字のフォントも小さくする
としておいて画面保存をすると, きれいなのができるわけです。
- (4)「動かせる点」を緑の○で表示
簡易メニューのときに,「動かせる点がどこなのか」を分かりやすくするために,緑色の○で表示するようにしました。フルメニューの場合も画面をクリックしたら表示されます。
- (5)ポップアップメニュー(フルメニュー)
右クリックをしたら,それぞれの対象にどんなことができるかのメニューを表示するようにしました。
例1 : 自由に動ける点
編集
束縛条件の編集
キーボード変形(GC/DOSのときの意味での変形です)
例2 : 動きを束縛されている点
編集
束縛条件の編集
動きをフリーにする
キーボード変形(GC/DOSのときの意味での変形です)
例3 : 中点のように「動けない点」
編集
例4 : 線分や円
編集
- (6) 「作図手続きの再現」機能
(a) 作図手続きの再現を, 画面上で行えるようにしました。
メニュー → ヘルプ → 「作図手続きの再生」
あるいは
Ctrl + F1
で実行します。
(b) 再生速度の設定は, オプションの中で行えます。
(データの保存・読み込みがまだだった。この後追加しますね。)
(c) 手続きの内容をステータスバーの方で表示するようにしたら,
「文字を追う」せいか,速く感じるようになりました。
再生中に,「キーボードを触る」か「マウスクリック」で
マニュアル再生モードになり,
「キーまたはマウス」で一つずつ再生になります。
Esc あるいは 右クリックで,再生中止で,標準に戻ります。
ダウンロード(実行ファイルのみ)
ver.1.6.2 (2001.2.07)
機能の修正等
- 以下は, 1.6.1 - 2での変更内容です。
- 簡易メニューで右クリックを使えないようにしました。
これは,初心者ユーザーが右クリックで属性変更のための画面を出し「どうしたらいいの?」状態が目についたので, 簡易メニューでは変形に専念できるようにしたものです。
- オンライン登録でコメントを複数行入力可能にし, 簡単なWWWを作れるようにする
- ヘルプファイルを若干修正(本格修正はまた,後日)
- サンプルのファイルを若干修正・追加
- サンプルの下に「parts」(部品)を追加
- 角の「垂直マーク」
これまで,角の表示はすべて同一でしたが, ピッタリ90°のときには直角マーク(赤)にしました。しかし, ピッタリにならないことも多いわけで, 90°前後も赤など,ある程度マークの色を変更しました。
0 .. 90弱 黒
90の近く 赤
90強 .. 180弱 青
180の近く 赤
180以上 緑
- 黄色→黒の点線への変更
「点線があるといい」というご希望がありました。たしかに,ほしいときはあります。しかし,属性を増やすとメニューも煩雑になるなどの問題もあるので, 今回は, 次のような方針で変更してみました。
- 線と円に関しては,線の太さが「1」のとき, 今まで「黄色」で表示していたものは「黒の点線」で表示する。
- 線の太さが2以上の場合は, すべて「黄色のまま」で表示する。
- (VBの問題で, 太さ2以上のときには,無理)
- 点も「黄色のまま」で表示する。
ダウンロード(実行ファイルのみ)
ver.1.6.0 (2000.12.29)
新規機能
- フルメニューと簡易メニュー
これまでのメニューをフルメニューとし, 簡易メニューを作りました。初期メニューとして,どちらを使うかは,オプションの中で選択できますが,デフォルトでは,簡易メニューが表示されます。
現在,GC/Javaが開発されていますが,ここでも二つのモードが予定されています。たとえば,授業で生徒がちょっと使うような使い方の場合には,GCの機能すべては必要ありません。必要最低限のメニューにしておく方がいいとも思えます。それが簡易メニューであり,GC/Javaのアプレットモードです。しかし,できることが限定されるのもよしあしです。フル機能を使いたい場合には,すぐに切り換えることができる。そういうコンセプトを具体化してみました。新しい機能の追加というほどではないかもしれませんが,特に教室などでの使い勝手は大きく変わる可能性があるので, ver.1.5.8でなく,1.6.0としてみました。
- 起動時の画面の大きさの設定
これまでの標準的な画面の大きさの他に,VGA(640*480),最大画面,任意の大きさなどを設定できるようにしました。
- AutoReDrawプロパティの設定
GC/Winの画面が他の画面の後ろ側になった後,GC/Winの画面をクリックしなおしたとき,後ろ側になっていた部分が白いままになっている。そういうことに対して「変だ」とお感じになった方は多いと思います。
これを簡単に解消する方法は,Visual Basic の場合は, AutoReDrawプロパティというものを on にしておけばいいというだけのことなのですが,今まではこの設定を off にしたままにしておきました。画面のデータをメモリ上に保存するため,メモリを消費することと,動作が緩慢になるからです。特に,Win95当初の頃のパソコンではそれは顕著で,「アイデアはいいけど,使う気になれない」機能の一つでした。しかし,最近のパソコンでは,ほとんどそれが気にならないところまできました。冒頭のような違和感の方が気になります。そうはいっても,遅い機器で使っている方には迷惑の可能性もあります。そういうことを配慮して,オプションの中で,このAutoReDrawプロパティをユーザーが設定できるようにしました。onにしてみて動きに違和感がなければ,そのまま使っていただき,違和感があれば, offに戻してみてください。
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ver.1.5.6 (2000.11.04)
修正
- 図形の「追加」機能
これは,GC/DOSにはあった機能なのですが,今まで復活しないままでいました。
現在表示されている図に,別のファイルを「追加」する機能です。
以前は,名前等を変更する方法を取っていましたが,ここでは「そのまま」追加しています。
なぜ,これを復活したかといいますと,「部品」的なものの再利用をするとき,毎回同じものを手作業で作るのは面倒だからということです。そういう意味でも,名前などは,そのままにしておく方が便利なので,そうしました。
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ver.1.5.4 (2000.10.24)
修正
- マウスでの変形
マウスで変形するとき,微妙にずれた点の値となってしまい,「ピッタリ」にならないことが分かりました。そこで,マウスで動かす場合,マウスが指している点ピッタリの座標を取得できるように修正しました。
- ドラッグモードで変形可能な点
変形「可能/不可能」を編集メニューで設定可能なわけですが,ドラッグモードでそれを反映していませんでした。それを修正しました。
- データファイルのフォルダ
データファイルのデフォルトのフォルダに関する設定等が正常に機能していなかったので,修正しました。
- ファイル保存のときのファイル名
ブラウザ経由などでファイルを開いたとき,それを保存するときにファイル名部分が空白になってしまっていたので,それを修正しました。
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ver.1.5.3 (2000.10.20)
機能の追加
- 変換・移動の機能の追加と整理
点のみでなく,線や円に関しても,回転移動・線対称移動・点対称移動・平行移動を扱えるようにしました。
また,極線のみがあったので,極も追加しました。
これらが増えたので,それぞれの「点/線/円」等のメニューの中におくのではなく,「変換・移動」「変換・移動(その2)」に分け,他の変換とともに整理しました。
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ver.1.5.2 (2000.10.**)
機能の修正
点の座標を表示する機能において,点の名前等がまた,消えてしまっていたので,元に戻しました。(高山君,教えてくれてありがとう)
ver.1.5.1 (2000.10.06)
作図ツールコンソーシアムの設立と同時に,「より多くの先生方に利用していただくとしたら」という姿勢でのコンテンツの開発に平行して,ソフトを改良すべき点を議論していただきました。
今回,ドラッグモードを始め,GCの基本的な使い勝手が変わっています。データ構造を変えていないので,verは今のところ「1」のままにしていますが, ver.1.5以降とそれ以前とでは大きな違いがあると言っていいです。
「全く使っていない人にちょっと使ってもらう」場合には,ぜひ 1.5.1以降をお使いください。
機能の追加
- 「ドラッグ機能」
画面上をマウスを動かしたとき,動かせる点のそばに来るとマウスポインタの形が上下左右の矢印状になる。
ここでマウスを左クリックし,そのまま動かす(ドラッグ)すると,図形は変形される。そして,離すと標準モードに戻る。
つまり,Windowsに慣れていて,GCには慣れていない人が「普通」に動かしたいと思ったときの動かし方が実現された。
なお,今までの動かし方に慣れている人から見ると,次のことも言える。
- 画面をクリックしても,「変形のための選択」モードにはならない。
- メニューから「変形」を選択したり,「Ctrl + D」で変形になった場合は,今までと同じ変形を行うことができる。
- 右クリックで「編集」
画面上をマウスで動かしたとき,対象(点/線/円)のそばに来ると,画面の下にその名前が表示される。ここで右クリックすると,その対象の「編集」画面が表示される。
(今までの変形と同じ感覚でドラッグモードの後 Escを押すと編集画面が出てしまうが,そのときは, Esc キーを 2回押すと消える。)
- 半直線の回転
一定の大きさの角度を作ることを想定して,半直線を回転する機能を追加
- 線分・直線等の回転
上記の回転は,半直線の頂点を中心としているが,別の点を中心として回転する方が適した場合もある。そのような形で,線分・直線・半直線の回転機能を追加
- 点と直線の距離(+-)
「高さ」のような感覚でこの距離を考えた場合,基準線に対して左側にあるときは + , 右側になるときは - という機能を追加
- SP4を利用
なお,この版から VB は SP4を使っています。
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ver.1.4.0 (2000.6.25)
機能の追加
- F4キーを押すと,少し小さいwindowを右の方に表示し,同じ図を表示した別のwindowをもう一つ追加する。(以前の「画面分割」の機能の代替機能を追加した。いろいろな形に変形してそれぞれの形を残して比較したいときに便利)
- 「保存(オンライン)」機能を追加した。インターネットに接続されている場合,ブラウザで名前やタイトルなどを記入し,「送信」ボタンを押すことによって,WWWサーバーに書き込みことができる。いわば,GC用の掲示板に投稿することができる。
授業や研究会などで,それぞれの学生などが作成した図を一斉に収集し,WWWからそれをみんなで使うことができる機能である。
投稿されたデータは,適宜まとめなおして資料化することができる。
- このような機能の必要性が生じたのは,2000年4月から,愛教大においてLANが整備され,ネットワークに接続されたPCを学生が一人1台という環境で使う授業を手軽にできるようになったことによる。
- 実際,このソフトを試用して授業中でのレポートとして提出(書き込み)をさせたところ,すぐにそのファイルの授業中でも使えるし,紙に書かれたレポートと違った利点がいくつもあった。また,送信するデータ量は少ないので,ネットワーク環境があまりよくない場合でも十分実用的と思われる。おそらく,今後いろいろな機会に自分自身がかなり使うと思われる機能となった。
- 同時に,そのような使い方は,「LANが整備され,アクセスできるWWWサーバ」があれば,どのような学校・センター等でも使える。当方のサーバーを使っていただいても構わないし,後の編集と資料化が必要であれば, NT の IIS あるいは, Win95/98等のPWSを使って当方と同様の環境を整備されれば簡単に実行できる。
- 書き込みをすべきWWWサーバ(URL)は,オプションの中で指定できるようにした。
- この機能を使って自前のサーバーを構築したいと思われる方は,ご連絡いただければ,サーバー側で必要なことなどを提供する。
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1.4.0に関連して発生したトラブル
下記のようなトラブルが発生したので,ご連絡しました。
なお,この原因は, Office 2000 との関わり等の問題のようで, ver.1.5.1 でVBSP4を導入した結果,このようなトラブルは解消しました。
注意:
1.4.0 のインストールに際して,
EXPSRV.dll の登録中にエラーが発生しました
というメッセージが出る事がしばしばあるようです。
- 現在,原因を調査中です。
- とりあえず,「無視」を選択すると,インストールは行えます。
- 気になる方は, ver.1.3.3 の方をお使いください。
- その場合はこちらへ
ver.1.3.3 (1999.8.10)
機能の追加
- 「測定」メニューの中に「4角形の面積」を追加した。これまで,2つの3角形の面積を測定し,その和で計算していたものを一つの測定でできるようにした。実質的には,2つの3角形の面積として計算しているので,ねじれ四角形のような場合には,片方を「+」,片方を「-」として計算した差が表示されることになる。
- ズームメニューの中に,「複素数用」を作った。これは,「2回ズームし,座標軸を表示する」ものである。
- エクスプローラ,インターネットエクスプローラ,Netscape Navigatorなどから,複素数平面として扱っているファイルをGC/Winで開く場合は,ズーム(複素数用)の状態から起動するようにした。
- 「4角形」などを作りたいときにこれまでは「多角形」の指定において「3」を「4」に修正して入力しなければならなかったのを,「↑↓」で数値を変更できるようにした。
- また,「数式の入力」においても,同様の措置など,入力のしやすさを向上した。
機能の修正
- (1.3.0以降の)「シフトを押しながら変形」機能に関して,垂直二等分線上へ射影する場合のおかしな動作があったり,動点自身を元に構成されている直線/円に射影してしまうために,おかしな動作になったり,まともに機能していないようにみえる場合があった。そのような状況をすべて解消するな措置を行なった。
- 「数式」に関するRedoをするとエラーが発生していたのを解消し,新たに数式を作るように修正した。
- 「2円の交点」,「直線と円の交点」などで,片方の交点のみを「×」で残りを「・」表示となっていたのを,両方とも「×」に修正した。
- 軌跡を取るときに,残している軌跡の一部が消えてしまって見にくいことが多かった。軌跡をきれいに残すような工夫を行なった。
ダウンロード
ver.1.3.2 (1999.6.10)
機能の修正
- ver.1.3.1において, 点を「書かない」としても,点の名前が表示されるバグがあったので,これを修正した。
ダウンロード
ver.1.3.1 (1999.5.24)
機能の追加等
- 変形時の動きを滑らかにした。
- 「編集」の「変数」について,「すべて表示/非表示」を追加
- 不要と思われるいくつかのメニューを削除
- 点がないときに変形にしたときのエラーの解消
- 「1次変換」,「アフィン変換」,「射影変換」の実装
1.3.0 で行列の数値を入力し,一次変換等を実現できるようになった。
それはそれでいいのだが,「幾何的」という観点から考えると不満が残った。
「幾何的」に構成するときに,なるべく「数値」は避けたい
たとえば,「1次変換」は,2点について,その像が決まれば決まる。このような観点で定義する方が「幾何的」ではないかと考えた。そういう観点から考えると,次のことに注目できる。
変換 | 変換を一意的に定めるのに必要なもの | 表現行列
|
---|
1次変換 | P1,P2,
φ(P1),φ(P2)
|
[a, b]
[c, d]
|
---|
アフィン変換 | P1,P2,P3,
φ(P1),φ(P2),φ(P3)
|
[a, b, p]
[c, d, q]
[0, 0, 1]
|
---|
射影変換 | P1,P2,P3,P4,
φ(P1),φ(P2),φ(P3),φ(P4)
|
[a1, a2, a3]
[b1, b2, b3]
[c1, c2, c3]
|
---|
これらは,本学の石戸谷氏の「幾何学II」のテキストの中でも,それぞれ基本定理として扱われているものである。
実装するにあたって,問題が一つあった。1次変換は,入力が上記の4点の他に,変換の元像の P の 5 点である。出力は 少なく考えれば Q = φ(P) の 1点である。GCの仕様のかろうじて範囲内である。しかし,アフィン変換・射影変換は入力の変数の数が元の仕様よりも多くなってしまう。
これらに対応できるように,作図手続きの処理や入力の仕方を変更することも考えたが,何点も入力するのもなかなか面倒なことなので,メニューを選択すると,一連の既定のものを追加する,一種のマクロとして実装することにした。
そして,それに伴って,変換の表現行列も出力の一部とした。
行列のそれぞれの値は変数としても出力するが,デフォルトは非表示にした。
表示すべき場合は編集で変更すればいい。
また,それのみでは行列として見にくいので,Data Viewer の方に行列の値を出力できるような機能追加も行なった。
1.3.0, 1.3.1 のこのような一連の機能の追加によって,変換を調べるための道具としての性質がかなり強化されたと言える。
ダウンロード
ver.1.3.0 (1999.5.14)
機能の追加等
- 線の太さを太くしたときも座標軸の表示の幅は 1 のままに修正
- 作図の手続きの中に,「点の x座標」,「点の y座標」を追加した。
- これによって,1次変換などを簡単に実現できるようになった。
- 変数の「表示/非表示」を設定できるようにした。
- シフトキーを押しながら変形するとき,次のような動きをするようにした。なお,このモードの切り換えは,オプションメニューの中で設定できる。
モード | 動作 | 備考
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近接直線/円へ | 最も近い直線/円の上に動きを制限 | デフォルト
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近接直線へ | 最も近い直線上に動きを制限 |
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格子点へ | 整数の格子点の上に動きを制限 |
|
- 「ファイル」の中に,「データフォルダ」を作った。サンプルの他,現在のフォルダを標準に設定したり,そこに移動する機能である。
この機能を付けた理由:
Win95のときは,起動時のフォルダは Applicationのパスあるいは,最初に指定されたデータのパスだったのだが,Win98になって,「マイドキュメント」に変更された。これは,バックアップ等を考えてデータを一元管理しようという意味では前向きでいいのだが,取り敢えず,サンプルを読み込んでみたい等の場合には,「小さな親切,大きなお世話」的な仕様変更である。そこで,アプリケーションの側から行なえることということで,このような機能をつけた次第である。
ver.1.2.1 (1998.1.14)
機能の追加等
- 開発環境を, Visual Basic 6.0(SP1)に変えた。
- 角のマークの描画を行うようにした。
- インストールによるて組み込まれるヘルプファイルを充実させた。
- 「開発途上版」とか「テスト」という記述を今回から削除。また,再配布等に関する記述も,ヘルプファイルの中に記述。(だからどうということはないのだが)
ダウンロード
ver.1.1.6 (1998.10.23)
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バグの修正
- 「2点からの延長」の作図
この作図ができないことに気づきました。確認したら,GC/Winになってから最初からのバグのようで,どうして今まで気がつかなかったのかと不思議になりました。一応,他の作図手続きについても一通り確認したので,もうこの種のミスはないと思うのですが,もしあったら,ご連絡ください。
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ダウンロード
ver.1.1.5 (1998.10.06)
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A版への統一
今まで,簡易ブラウザをつけるものとつけないものとA,B版がありましたが,使わなくても大丈夫という見通しが立ちましたので,今後B版は廃止し,A版を通常版として扱うことにしました。
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機能の追加
- 変数の値をマニュアルで変えられるようにした。
「変形」→「変数の値を変える」の中の機能を拡充しました。
変化させる変数の選択において,候補になっている変数について「値の設定」あるいは「変化」が
- 変形のときに Hキー を押すことで原点に移動できるようにした。(下記参照)
マウスで変形したときなど,「ピッタリ」の状態に戻したいときに便利です。
- 変形時に,GC/DOSのように,次のキーを押すとイベントが発生するようにした。
A | 座標軸表示スイッチの on/off
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S | 変形時の点の移動距離を1ドットにする
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M | 変形時の点の移動距離を標準(10ドット,通常ならば0.5)にする
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F | 変形時の点の移動距離を20ドットにする
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1,2,3,4,5 | 変形時の点の移動距離をそれぞれ通常画面での1,2,3,4,5とする
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H | 動かしている点を原点に移動する
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- 「条件を満たす点の集合」を調べるときの表示色をDOS版に
- 座標軸の種類を直交座標系の他に,極座標系も選択できるようにした。
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ダウンロード
ver.1.1.4 (1998.07.10)
ver.1.1.3 (1998.06.16)
ver.1.1.2 (1998.06.05)
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ver.1.1.1 でのバグとその修正
- ver.1.1.0 での問題点をそれなりに解消したのがver.1.1.1だったが,やはりインストールする環境によっては,問題が生じることもあった。そこで,WindowsAPIを利用することによって,それを根本的に解消したのが,ver.1.1.2 である。
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ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
(まだ)
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ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.1.1.1 (1998.05.12)
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ver.1.1.0 でのバグとその修正
- ver.1.1.0 のところでもすでに触れていたことだが,F1によるブラウザ起動に問題があるケースがあった。推測していたような「少なくとも,VB本体を組み込んでいる機器ではOKなので,一部,ライブラリが足りないとか,IE等の組み込みが前提として必要とか,何かあるのかもしれません」は実は的外れだった。ファイルのロングネームを使う場合には問題があり,そうでない場合は OK だったのだ。VBを組み込んでいるケースというのは,VBが問題ではなく,そのディレクトリィ名が 8 + 3 以下の制限に合致していたので問題が生じなかったということだった。
- ロングネームがそのまま使えるかどうかいろいろと検討したのだが,結果的に問題があったので,ロングネームはショートネーム(って言ったっけ?)に変換するための関数を作った。ほとんどの場合は「\Program Files\Geometric Constructor Win」というディレクトリィに納められるので,これが「\Progra^1\geomet^1」と表される環境とロングネームが使われていない環境では動作するようにした。また,そうでない場合には, 対応表をファイルで保存しておけばいいようにした。(自動的に調べられるようにすればよかったのだが,そのルーチンを作るのが面倒だったので。いずれ直すかもしれないが。)
ファイルを使ったケースについてはまだチェックしていないので,いずれ後でその仕様は書くことにする。
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ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
(まだ)
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ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.1.1.0 (1998.05.06)
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バージョンについて
前回よりのブラウザ機能の強化は,バグ修正とは意味が違うので,「バグ取り」と「機能追加」をより明確にするために,マイナーバージョンの変更をきちんと行うことにし,今回から,ver.1.1.* とすることにした。
今後は,次のように考えていただければ幸いである。
- メジャーバージョン(ver.○.*.*)が同じであれば,データは完全互換性がある。
- マイナーバージョン(ver.*.○.*)が同じであれば,機能は変わらない。
- リビジョン(ver.*.*.○)が高くなっている方が,バグはより多く解消されている
- このような観点で選択してください。
- 新しい機能を使いたい場合は,マイナーバージョンの高い方をどうぞ
- より安定している方がいい場合は,マイナーバージョンは少し前だが,リビジョンの高い方をどうぞ
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ver.1.0.7 までのバグとその修正
- ver.1.0.6での機能実装の後遺症の一つとして,「中心と半径による円の作図」を2回以上行う,とか,「内分点をとる」など,「数値」を使う作図で,既存のデータがある場合にエラーが生じるようになってしまっていた。
これを解消した。
- 補助的なフォームが表示される場所を修正した。
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ver.1.1で追加した機能の特徴
ブラウザ関連の機能(前から実装しつつある)を,この版の特徴とする。
今までにもある機能もあるが,新たに,リストアップする。
- F1キー等によって,ヘルプファイルにアクセスする。基本的に,その機器での標準的なブラウザを使う(HTMLファイルが関連づけられているソフト)。
- Ctrl + W キー等によって,文書ファイルにアクセスする。ここでいう文書というのは,DOS版で F5キーで参照したような,「授業等でのワークシート」的なものの参照を考えている。こちらは基本的に簡易ブラウザでアクセスする。(A版では,標準的ブラウザのみ)
- 利用するブラウザは,オプションメニューの中で設定可能であり,設定は保存可能である。また,エラーが生じたときは,B版の場合は簡易ブラウザに切り換える。
- 二種類のブラウザの比較
- 一般的特徴
- 簡易ブラウザは動作中に別の動作を行うとエラーが生じやすい。
- 簡易ブラウザでは,ある画面が表示されたとき,その画面をクリックしてからでないと,キー操作(↑↓など)を画面に対する操作として認識しない(使いにくい)
- その結果,ヘルプファイルのように,長い文書だったり,またいろいろなところへのリンクが存在するような場合には,簡易ブラウザは適していない。そのため,ヘルプファイルに関しては,標準的ブラウザをデフォルトと考えている。
- 図形ファイルとの関連
- 簡易ブラウザでは,拡張子が「gc4」でないファイルでも,GCファイルかどうかを判定し,そうである場合には,図形を表示する。なお,アプリケーションの関連づけが「gc4」などになされている場合は,そちらの方が優先するので,別ウィンドウとして開かれることになる。
- 標準的ブラウザの場合には,IEの場合はアプリケーションの関連づけによって,またNavigatorの場合には,Helperでの設定によって,動作は異なる。関連づけられている場合は,別ウィンドウで図形が表示される。そうでない場合は,テキストファイル等として表示されることもある。
- また,両者とも,ローカルファイルを参照する場合と,サーバーのデータを参照する場合は異なる。特にサーバーに関しては, MIME タイプの設定が関係する(これは今後の課題)
- その結果,図形ファイルへのリンクを持ち,ワークシート的な画面は,簡易ブラウザの方が適している部分が多い。そのため,文書参照に関しては,簡易ブラウザをデフォルトと考えている。
- 懸念されること:標準的ブラウザを呼び出すために,一時的にプログラムマネージャが呼び出される。通常は,15秒後に,それは消えるはずなのだが,遅いパソコンなどでは,「消す」作業がうまくいかないことも考えられる。
- 現在気になっていること:組み込んだ機器によって,F1でのブラウザがうまく起動できるケースと,エラーが生じるケースとあるようです。少なくとも,VB本体を組み込んでいる機器ではOKなので,一部,ライブラリが足りないとか,IE等の組み込みが前提として必要とか,何かあるのかもしれません。今後,調査を続けたいと思います。
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ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
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ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.1.0.8 (1998.05.04)
特徴(ver.1.0.7 のバグとその修正)
- ver.1.0.6での機能実装の後遺症の一つだが,「幾何的対象の上に点を取る」ことをした場合,続いて作図を行うと,その作図を「繰り返す」現象が生じてしまった。
- また,今回の新しい機能として,次の機能を追加した。
- ヘルプファイルを参照するときに,簡易ブラウザではなく,HTMLファイルが関連づけられているブラウザ(たとえば,Netscape Navigator や Internet Explorer)などで開くようにした。
- この機能に関しては,以下のように一長一短がある。いずれ,改良する余地がありそうだ。
- 利点
- 簡易ブラウザでは,画面をクリックしないと,キー操作を認識しなかったなど,様々な問題があるが,それを解消できる
- 欠点
- プログラムマネージャを使ってHTMLファイルに関連づけられているアプリケーションを開いているのだが,そのプログラムマネージャーを「開いたまま」になるので,10秒後に「閉じる」ようにした。しかし,何らかのタイミングによって,それがうまくいかない可能性もないとは言い切れない。
- プログラムマネージャーが残っていく状態で,またF1キーをクリックすると,プログラムマネージャーにフォーカスが移動するだけになる。
ダウンロード(削除)
ver.1.0.7 (1998.04.21)
特徴(ver.1.0.6 のバグとその修正)
- たとえば,円を「中心と半径」で作図するような場合に,数値のデータがないときには,エラーが生じた。このような,データがないときにエラー発生というのは,ver.1.0.6 固有のバグであるが,それを解消した。
- 図形がないときに,「Ctrl B 」等により束縛条件の設定を起動すると,ハングアップした。これは,1.0.6以前のものでも生じた。このバグを解消した。
ダウンロード(削除)
ver.1.0.6 (1998.03.27)
特徴(前版との比較)
- 実質的には,この版からが ver.1.1.* と言ってもいいでしょう。その後のバグ修正などで,いくつかのものを更新しましたが,それぞれバグを内包しているので,削除しています。
- Visual BASIC の SP3 を組み込んだ。そのため,「Setup」をしなおす必要がある。
- ver.1.0.5のバグであった,「垂心」と「重心」メニューの食い違いを修正した。
- オプションで設定する値を保存/読み込み等ができるようにした。
- 起動時に,設定ファイルを読み込む
- オプションでの設定値は,オプションメニューでの「保存」を使わないと保存できない
- これは,授業時に生徒が勝手に変えた値がそのまま保存され,次回に困るのを防ぐためである。
- 設定ファイルは,実行ファイルのあるディレクトリィの「config_gcwin.txt」
- ネットワークを通じてこのファイルをコピー等すれば,すべての端末での環境を設定できる
- 各種の設定などで,フォームを呼び出したときに,最初にフォーカスが設定されているところ(コントロール)を設定した。また,タブを押したときに,進む順番を設定した。
- 各種の設定で,テキストボックスやコンボボックスで,
- リターンを押したら確定
- タブを押したら,次の項目
- Escを押したら,「キャンセル」のボタンに移動(リターンを押さないと実際には,キャンセルにならない)
にした。
- GC/Win B のブラウザで,最初に読み込むファイルを, document/index.htm に変更した。そのため,授業等で使うときには,このファイルを修正することで,カスタマイズできるようになった。
ダウンロード(削除)
ver.1.0.5 (1997.12.15)
特徴(前版との比較)
- 多角形・正多角形の作図をやりやすくしました。(DOS版と同じ程度に)
- 点・線・円がないときに,それらの編集機能を起動すると,ハングアップするというバグを解消しました。
ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.1.0.4 (1997.11.27)
特徴(前版との比較)
- 画面の印刷を可能にしました。
- 「垂線の足」の作図が不適切であったものを修正
- マウスが画面から出たときに,測定値が消えるエラーを解消
- ショートカットキーを大幅に増やした。
- 「GC/Winのウィンドウの上に別のウィンドウが重なっていて,GC/Winに切り換えたときに画面が消えたまま」という現象に対して,「マウスを右クリックかEscを押せば再描画」という形での対処。また最小化状態からの復帰では解消。
- GC/Winを最小化したときにエラーが生じていたのを解消
- 座標軸の色の設定が可能になった。
- 背景色の設定が可能になった。
- 色を98/FMR版のときの順序に変更。またデフォルトでの色を明るいものにすると共に,色の明るさを設定できるようにした。
- 点を多くとるときに生じたエラーを暫定的に解消
- 円を「中心と半径」で取るときに生じたエラーを解消
- 軌跡(変数)の設定は未実装だった。後での課題であることに気づく。→ 実装した。
ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.1.0.3 (1997.11.19)
特徴(前版との比較)
- DOS版のGeometric Constructorの基本的な機能をほぼ実装した。(ver.1.*とした理由)
- 「数式」の入力,「複数の点の変形」,「数値の変化」等の実装
- ファンクションキー等を追加
- たとえば,軌跡のOn/Offは従来のように「F9キー」で。
- 落書き機能(F8)を追加
- GC/Winで作成したデータをGC/DOSで利用したときに「Setchk 0」等の表示が画面に出てしまったバグを修正。
- ブラウザ機能を追加した版を作成。しかし,以下で述べるような問題点もあるので,ブラウザ機能のない GCwinA と GCwinB の2種類を並行して作ることにする。
ブラウザ機能の有無(GCwinA / GCwinB)
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ブラウザ機能の目的
GC/WinはVB5による32ビットアプリで,基本的にWin95/NT4.0以降のOSで使われると思う。つまり,ネットワーク機能が使えることを前提としていい場合が多いはずである。
ネットワーク対応のアプリのあり方とその可能性を検証するための方策として,いくつかの手が考えられるが,GC/Winで実現可能な方法は次の二つである。
- (Netscape Navigator,Interner Explorerなどの)既存のブラウザとの連携
- GC/Win内部での簡易ブラウザの実装
GC/WinBはこの後者を実現するための方策である。
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GCwinBに一本化しない理由
当初はこれに一方化する予定であった。しかし,詳しくはこちらにかいてあるようにGCwinBは「Microsoft Internet Explorer 3.02以降がインストールされているのが前提」になる。このソフトはいろいろなところから無料で入手できるので,何かを購入しなければならないというようなことはないのだが,
GC/Win自身のみのインストールで利用可能
という配布が,ソフトにとっては当たり前だと思う。また,人によっては,Internet Explorerは嫌いという人だっているだろうし,ディスク容量やソフトとの相性から,IEのインストールはできない(したくない)という場合もありうるはずである。
このようなケースに対応するために,二種類の開発と配布をすることにした。
また,ブラウザは,特定のURLに対してのみ制限したりしているわけではないので,「あちこち行ってみよう」と思ったら,行けてしまう。そういうものが「授業の環境」にあるのは困るというケースもありうるかもしれない。そういう意味でも,「ブラウザなし」あるいは,「ブラウザ機能を使う/使わない」の設定をできるようにする等の配慮が必要かもしれない。
ダウンロード(GCwinA,ブラウザ機能なし)
ダウンロード(GCwinB,ブラウザ機能あり)
ver.0.2.11 (1997.11.6)
特徴(前版との比較)
- Windowsで,アプリケーションの関連づけが可能になった。今後は,基本的には,「gc4」という拡張子を使って行く予定。
- 作図の手続き等でのいくつかのバグを修正
- 座標軸の濃さを設定可能にした。(使える色数の違いに対処するため)
- 「数式」の入力はできない。
- 「複数の点の変形」,「数値の変化」はできない。
- 3つ程度のサンプルを自動的に組み込むようにした。(うまくいけば,今後充実)
ダウンロード
これまでのLZHファイルでのインストールの問題点と対策今まで,セットアップ用のディレクトリィを一括して一つのLZHファイルにまとめていましたが,圧縮する前がロングネームであるのに,解凍したときには,ロングネームが生きず,ショートネームの方がファイル名となっていたため, 「gcwin-***.exe がありません」というエラーが生じて,セットアップができないというエラーが生じていました。
大変御迷惑をおかけしました。おわびいたします。
そこで,次のような対策を取りました。
- 今までのファイルへのリンクを外し,ファイルも削除する。
- 今回はgcwin.exeという名のファイルにする。今後,版が異なっても同一の名前を使う。版は,実行時に上の方にも表示されるので,確認できる。
- 今までのものを使いたい場合は,セットアップの作業は不要であり,実行ファイルのみをダウンロードし,Win95のエクスプローラで選択すればよい。
ver.0.2.8 (1997.10.31)
特徴
- ファイルの読み込み・変形・軌跡などができる
- 作図/保存もできる。
- 軌跡の「設定」など,各種の設定ができる
- 「数式」の入力はできない。
- 「複数の点の変形」,「数値の変化」はできない。
- ファイルの入出力での「キャンセルボタン」が有効になった。
- VB(SP2)で開発したので,SP2用のDLL,OCXがない場合は,実行ファイルのみではエラーが生じるので,セットアップをきちんと行うことが必要
ダウンロード
ver.0.2.7 (1997.10.22)
特徴
- ファイルの読み込み・変形・軌跡などができる
- 作図/保存もできる。
- 軌跡の「設定」など,各種の設定がまだできない
- 「数式」の入力はできない。
- VB(SP2)で開発したので,SP2用のDLL,OCXがない場合は,実行ファイルのみではエラーが生じるので,セットアップをきちんと行うことが必要
- 実行ファイルは0.2.6と同じ。セットアップで組み込むDLL,OCXを,できるだけ削減してみた。圧縮時で約 1 MB 削減した。それでは動かないという状況のときは,0.2.6 の方でセットアップしてください。
ダウンロード
ver.0.2.6 (1997.10.22)
特徴
- ファイルの読み込み・変形・軌跡などができる
- 作図/保存もできる。
- 軌跡の「設定」など,各種の設定がまだできない
- 「数式」の入力はできない。
- VB(SP2)で開発したので,SP2用のDLL,OCXがない場合は,実行ファイルのみではエラーが生じるので,セットアップをきちんと行うことが必要
ダウンロード
ver.0.1 (1997.10.10)
特徴
- ファイルの読み込み・変形・軌跡などができる
- 作図はできない。
ダウンロード
dir-参照