愛知教育大学 数学教育講座 飯島: [GC Forum][GC ワールド][問題状況・探究]
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双曲線



特徴

Geometric Constructorでのプリミティブな幾何的対象は点・線・円です。たとえば,円は3点を指定すると作図できますが,同様な形で4点を指定することによって双曲線を描画できればいいわけですが,それは,現在はできません。
そのため,Geometric Constructorでの放物線とは,他の作図方法によって構築すべき対象であり,主に軌跡として構築する対象です。
また,その作図方法は一つではありません。以下ではその中のいくつかを取り上げます。

動点の軌跡による作図

作図の概略

  1. 2点 A, B を作る。(その元として,3点を取る。)
  2. A を中心にし,(たとえば)半径 5 の円を作図する。
  3. 「数式」機能によって, 「2 - 円 A の半径」という変数を作る。
  4. B を中心にし,上で作った変数を半径とする円を作図する。
  5. 2円の交点を C, D とする。
  6. C, D の軌跡を設定する。
  7. 「数値の変化」によって,円 A の半径を動かす。
  8. この手続きによってできるのは,双曲線の片側のみなので,同様の手続きを繰り返すたとによって,双曲線を完成する。


包絡線(動く直線の軌跡)による作図

詳しいことは,こちらを参照してください。


条件を満たす点の集合による作図

作図の概略

  1. 定点 A, B と,動点 P を作る。(点の名前は後で編集)
  2. 測定機能で, AP と BP 長さを測定する。
  3. 数式機能で, AP + BP を作る。
  4. 数式機能で, AP - BP + 2 を作る。
  5. 軌跡の設定で,この変数を選択する。
  6. Pをいろいろと動かして,領域を二つの色の部分に分ける。
  7. (これによってできるのも,双曲線の片側である)

メモリ不足のため,画面の一部のみを調べた。


離心率による作図