数学的命題は,抽象的/普遍的なものである。 その正しさを与えるものは証明である。 しかし, 授業の中で生徒が接している命題は, 証明さえ与えれば理解/納得するというものではない。 「具体例」「実験」などとの接点で, 理解・納得・発見などの手掛かりが見つかることがある。 「事実に向き合ってみよう」 そういうメッセージが 「確かめてみようか」 という言葉に込められている。 なお, 以下でも示すように, どういう文脈で事実と接するかによって, 「確かめてみようか」の意味合いはかなり変わってくると思う。 |