[↑] , [←] , [^] , [→] 4角中点 / 背景( GC World 2 : 探究記録 ,探究記録集 1 )

GCにかぎらず,作図ツールを使った最も基本的な例がこの「4角中点」である。
結果が分かりやすいというだけでなく,追求の仕方によって,いろいろな展開や経由があり,オープンな発問をしたときに,参加者の反応の仕方によっていろいろと楽しめる。
私自身は模擬授業の「授業者」としての楽しみを何度となく味わってきた例である。
しかし,最初はそれほど面白い図とは思わなかった。
むしろ,「教科書にある図の一つ」だったと思う。
ただし,「教科書の中でも,いろいろな場合を調べることを意図している図」として,めずらしい存在であったのは確かだ。
「動かして調べることを意図しているが,紙では動かせないから,動かしてみたらどうなるか」
というテストケースの典型例だった。
「4角中点」という名前
今見ると変な名前ではある。
GC開発当時は, MSDOSの時代であり,ファイルの命名は「8文字+3文字(拡張子)」の制約があった。8文字は英数字で8文字であり,漢字は2文字相当になる。つまり,基本的には図形を4文字で表現しようというのが,当初の制約であった。
英語と違い,漢字にはいろいろな意味が集約できる。
「4角中点」はそのような意味集約で作ったいろいろな名前の出発点でもあった。

GC/Win


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