特に測定値をそのまま鵜呑みにすると, 「こうなるはずなのに, なんでこうなるの?」という場面がある。 実は,実測でも, 同様のことはある。測定による誤差などから発生する問題だ。 作図ツールを使っても同様のことは発生する。 それは「正しい結果がでないと困る」と思う人にとっては腹が立つことだろう。 しかし, それを逆手にとりたい人には, 「本当はどうなるはずか」という発問によって, 数学の世界(理想化された世界)での推論に移行するためのきっかけを提供するものになるだろう。 そういう場面を作りたいというのが, 「ん?おかしい!」のコンセプトである。 |