Dreamcastについて
愛知教育大学数学教室 飯島康之
なぜ,私が Dreamcast に注目するか
Dreamcastは,基本的にはネットワーク対応のゲーム機である。しかし,ゲーム機としての特徴に我々の関心があるわけではない。次の点に主な関心がある。
- 標準的な設定のままでインターネットにアクセスできる最も安価な機器
- WindowsCEをOSとしている機器
これは,教育的には次の可能性を持っている。
- 「家庭」からインターネットにアクセスする上での一つの「標準」として考えられる
- LAN接続等が可能になれば(1999.1時点ではモデム経由のみ),学校などでネットワークにアクセスするための機器として有力な候補になる。
- WindowsCEとはいっても,カスタムバージョンということなので,我々が簡単にソフト開発・配布が可能かどうかは分からない。しかし,パソコンベースで開発したソフトを移植することはある程度容易なわけで,教育用ソフトを開発・移植するプラットホームの一つになりうるかもしれない。
インターネットにアクセスしてみた
- 本体添付の Dreampasport を使ってアクセスすることになる。
ブラウザ等は,この GD-ROM を使う。各種データの保存は,ビジュアルメモリ(1個2500円)に行うようだ。基本的に,GD-ROM(CDではない)を使ってソフトの切り換えをするということは,必要なソフト以外のソフトは使えないという特徴は,一つの目的での作業をする場合には適しているとも言えるが(授業をするときにWindowsは,いろいろなソフトが使えてしまうという点が不便になることもあるので), GD-ROMを誰かが意図的に持ち去ったり,傷つけたりする可能性がある点は,少し心配ではある。
- 基本的に,1台ごとに各種の登録をする設定になっている。
- 設定は難しくはないが,画面の解像度が低いとアルファベットが識別しにくい
特に,mとnの区別がしにくかった。dricas.comの末尾がmだというのは,すぐに想像がついたが,pop3の名称の一部が,seleneなのかselemeなのか分からず,サーバーにアクセスできなかった。あるいは,違うところでも間違っていたのかもしれない。
- 刈谷市内にはアクセスポイントはなかった
セガでは200箇所のアクセスポイントを作っているようだが,刈谷市内にはアクセスポイントはないようで,近隣のアクセスポイントは 0568, 0586だった。
市外料金が気になるから,もちろんそちらにはアクセスせず,情報処理センターにppp接続した。接続はうまくいった。
- dricasのページにはすぐに到達するが
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