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|キャンパス情報ネットワーク運営委員  各位             96.6.19  |
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|           専門部会への構成員の選出のお願い           |
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|                 キャンパス情報ネットワーク運営委員会委員長|
|                                飯島康之  |
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  前回の委員会で,専門部会の設置とその方向性が決定しました。それを受けまして,早
急に専門部会を構成し,第一回の会合を開催したいと思います。
  つきましては,当該部局の方で,専門部会の構成員としてふさわしいと思われる方を, 
6月28日(金)までに,ご推薦いただき,教育工学センター事務室(内線725)まで
ご連絡いただきますよう,お願いいたします。(7月初旬に第一回の会合を開催する予定
です。)
 なお,推薦に当たりまして,次のことをご配慮ください。
  (1) 別紙にある業務に関わりがある方をご推薦ください。
  (2) 別紙にあるように,今後は,専門部会を通して,学内の各部局からのネットワーク
   利用に関する問い合わせ等を受け付けることにしたいと思います。
  (4) なお,今後も,必要に応じて,委員の推薦によって,専門部会への参加, 構成員本
   人の申し出による退会を可能とします。
                                   (以上) 

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|             専門部会の設立に当たって             |
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|                 キャンパス情報ネットワーク運営委員会委員長|
|                                飯島康之  |
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|                0.はじめに                |
|             −なぜ専門部会が必要か−             |
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 0.1 概算要求などの作成
  専門的な知識を必要とすること,たとえば概算要求の作成や次期システムのための要求
事項等のとりまとめを行う。また,事務局側と教官側を交えた全学的な検討の場を設け,
「過不足のない」ネットワークの運用と計画を行う。
 (これは,これまでも,情報処理センターの専門部会で扱っていた内容。実質的には,担
当可能なメンバーは決まっていると言ってもいい。) 

  0.2 学内でのネットワーク関係の「お手伝い」の窓口の一本化
  現状では,個々の要求に対して,まったくの「ボランティア」として個々に対応しなけ
ればならない状況となっている。学内から様々な要求が限られた人に集中してしまう現状
は,研究者としての本業に支障を与えかねない状況になっている。
  根本的な対策にはならないかもしれないが,少なくとも,専門部会という窓口で一本化
することによって,次のような効果が期待できる。
  (1) 単なる「ボランティア」ではなく,相応の負担をしていることの明確化
  (2) 専門部会の参加メンバーを通した, 各部局間におけるノウハウの共有

  0.3 ネットワークを利用する様々な試みを円滑に進めるための整備
 現状でも,様々な試みが行われているが,そのほとんどは「試験的」に行われていると
いっていい。しかしながら,現在では,その中の多くが,すでに研究活動では不可欠な存
在となってきている。そして,現在でも,多くの研究室が情報発信をするための準備を進
めつつある。また,事務局の業務としても,不可欠な時代になりつつある状況である。現
在は,ボランティアによって運営されているが,その負担を認知すると同時に,ネットワ
ークの運用方針等を提示する組織を確立せず,このまま放置しておけば,
  (1) 統制のとれないネットワーク利用
  (2) ボランティアの過度な仕事の負担とそれに伴う破綻
  (3) 情報化の大幅な遅れ
になることは必至である。

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|             1.専門部会で行うこと              |
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 1.1 概算要求などに必要な書類の作成等
 これらの仕事は,できる人が限定されているため,必要に応じて,ワーキンググループ
を作成し,作成を依頼する。

  1.2 ネットワークを利用した各種業務に対する支援
  これまでは個人的に依頼されていたことをすべて専門部会を通して行うこととする。
 それによって,以下の効果を狙う。
  (1) 仕事をまったくのボランティアから,学内での仕事として認知する。
 (2) 過去にあった内容と同じ問い合わせについては,既に解決策を伝達した者を紹介す
      るのにとどめるシステムを作ることによって,ボランティアであった人達の負担を
      減らす。
  (3) 個人的依頼をなくすことによって,利用者間でノウハウを共有せざるをえない状況
      をつくることによって,大学構成員のネットワーク利用技術のレベルアップを促進
      する。

・具体例
 これまでに教官側からあった問い合わせは多岐にわたるが,パソコンをLANに接続す
るたとに関するものが多い。それらの中には,ノウハウを持っている者が身の回りにいる
にもかかわらず,遠くのボランティアに尋ねてくる例も少なくない。ノウハウを積極的に
共有する環境の確立が望まれる。
 また,これまでに事務局側からあった問い合わせとしては,以下のものなどがあった。
    a.図書館 (学術情報処理センターとの接続, 電子メイルの利用法) 
    b.入試係 (インターネットを利用した大学入試センターからの採点結果の入手) 
    c.就職係 (端末の設置, ホームページの作成) 
    d.庶務課 (端末の設置) 
    e.情報処理係 (会計端末関連) 
    f.附属学校部 (インターネットへの接続) 
 これらの問い合わせはそれぞれ個別にあり,教育工学センター (情報処理センター) の
事務室を通して, 個人の教官が対応してきた。これらの問い合わせの内容に対する作業や
回答の内容については,重複するものもあった。会計や学務関係の仕事のように,ノウハ
ウを部署を越えてやりとりを行う雰囲気やしくみができていると,個別に対応する必要も
ないケースもあったかもしれない。
  ノウハウ共有の仕組みが確立されれば,対応する教官の側に時間的な余裕もでき,高度
な内容もていねいに応対できる可能性が高くなる。

  1.3 ネットワークの利用を円滑に進めるための整備
 現在,実験的に稼働していて,早急に整備が必要なものとしては,World Wide Web Ser
ver (WWW Server, http://www.aichi-edu.ac.jp)がある。
 教官側からは,教室・選修によるWWWのホームページの開設やWWWサーバーの自主
構築・稼働をしたいという問い合わせなどがボランティアにきている。そして,そのうち
のいくつかは既にWWWサーバーを稼働している。
  事務局の側で,現在もこれに関与あるいは関与の可能性がある部局としては,以下のも
のがある。
  ・厚生課      求人情報のための大学案内
  ・入試課      入学試験案内 (計画中) 
 ・庶務課       大学案内
  各国公立大学がWWW Serverを公開して大学のアピールを行っている現在の状況を考える
と,本学も公式のServerを稼働させる必要がある。公式のServerとして公開する以上,大
学の公式の見解と異なるものなどを掲載することのないような仕組みが必要である。この
ような仕組みも踏まえた運営体制を確立するためには,教官側だけは責任を負えない問題
もあるので,事務局の方々の協力が是非とも必要である。
                                 (以上)