WWWサーバー自主構築の方法


特徴

複雑なことを行いたい場合や,かなり多くのデータを発信し たい場合や,管理面のノウハウを知りたいような場合には,WWWサーバーを自主構築 する方が適しています。
また,アクセスが非常に多い場合は別として,通常の運用であれば,それほど能力の高い コンピュータは必要ありません。専用線が確保されている学内のような環境であれば, 思ったよりも簡単にサーバーを稼働することが可能です。

可能性の確保と責任の明確化

たとえば,情報処理センターによるWWWレンタルサーバーなどでは,「共同利用」 の機器であるがゆえに,様々な制約が不可避的に発生します。しかし,その制約によって, ネットワークを利用した研究活動等に支障が生じることも大きな問題です。
しかし,他の共同利用施設とネットワークが違うのは,ほぼ同等の環境を自主的に構築で きる点にあります。共同利用機器でのサービスは限界があっても,「自主構築の自由」 を確保することによって,あらゆる可能性がそのまま確保されている点をご理解ください。
それと同時に,様々な管理・運営に関する責任も,ネットワーク管理者からそれぞれの利用 者に委ねられていることにも注意してください。
ネットワークに接続されているそれぞれのサーバー等で行われている事柄については, すべて,その運営者の責任において行ってください。 たとえば,原理的には,学内のネットワーク内でどのようなことが行われているかを監視 することも可能かもしれません。しかし,そのことは,多大なマンパワーや予算を必要と するだけでなく,我々のネットワーク環境を非常に息苦しいものとしてしまいます。
これらの点を考慮し,「自主構築・運営の自由」が十分な責任体制を必要とすることを ご理解いただいたく思います。

必要なもの

学内の例