4/23(院授業)

お仕事

• イプシロンの目次作成

  3・4人の人にまた,お願いしましょう。
  

• MLの作成など(青山)

  以下の ML を 数学教室の NT Server で作成し, 数学教室の WWW の ML のページに掲載し, 自動登録の方法を明記する。
  
  • iijima-graduate (この授業の受講者向け)
  • iijima-semi (飯島ゼミ,学部,院)
  • iijima-semi-ob (飯島ゼミ卒業生)
  • math-graduate (数学教育の院生(数学,数理,情報)向けのアナウンスをするためのもの)

• メールアカウント等の取得(全員)

  上記 ML の利用
  たとえば,感想等を メールを使って提出させることも考えているし,「今回の感想」というのを,MLを通じて,流すようにしようかなと。
  

昨日(4/22),私がしてきたこと

• のぞみで,博多往復。のぞみって,速いね。(名古屋 - 博多, 3時間10分)
• 福岡市の中学校の数学の先生方の前で,1時間30分程度,話をしてきた。
• そこで,今日は,「教員 = 授業を設計者/実行者」というプラットホームでは何を話題とするのか,をまず,紹介してみたい。

ソフト開発とその成長

1. 問題の発生
2. 問題状況を,「システム」として分析し,どういう代替システムがあるとどう解消されるのかを設計する。
3. ソフトは「ツール」であるべきだ。単一の問題を解決する道具にはあまり価値がない。
   つまり, それを適用可能な範囲はできるだけ広い方がいい。
   そして,「使いやすさ」等を損なわない範囲で,できるだけ広く使えるような「仕様」を考える。
   
4. 実装する。(プログラムを実際に作る)
5. ソフトの実像は,
   
   • ユーザー集団
   • 実質的に,そのソフトが適用される場面全体の集合
   である。
   ユーザー集団との連携をいかにうまく取りながら,
   
   • 「適用可能な場面の集合」を「実質的に適用可能」にしていくのか。(ユーザーに対する情報提供)
   • 「適用不可能な場面の明確化」や,「あると便利な機能の明確化」を行う。(ユーザーからの情報提供)
   • ソフトの機能を損なわない程度の定式化によって,吸収する。
   • ユーザーによる適切な評価を行う。
   • そして,教育用ソフトの場合であれば,「定番の授業」をいかに蓄積していくか
   等を成長させていくことになる。
   

来週までの課題(メールで提出すること)

• 数学/数学教育の院生

  「ツールであることの意味」
  教育ソフトにおいて,それが「ツール」であることは,どういう意味を持つか。
  つまり,特定の場面や特定の問題「のみ」にしか使えないソフトとどう違うか。
  作図ツールの場合に関連して考察せよ。

• 情報科学の院生

  「教育用ソフト」の意味
  ソフトにおいて,
  

  • 個人用ソフトウェア(自分の道具として使う)
  • 特殊業務用ソフトウェア(特定のオペレータ(他人)のみが使う)
  • ビジネスソフト(汎用ソフト)
  • 教育用ソフト
  はそれぞれ違った特徴を持つと思われる。その違いについて考察せよ。