ドリトルを使ってみる


1.ドリトルとは

ドリトルは, プログラム言語です。
いろいろな特徴がありますが, 基本的な特徴は, 「学校教育で使えること」を想定している ということです。
みなさんが, 大学で様々な言語に接したと思いますが, そのほとんどは, 専門家のための プログラミング言語です。昔は, 「教育用」を目的とした言語としてのPascalがあったり, 学生向けに適切なプログラミング環境としての Turbo Pascal や Quick BASIC がありました が, それらは専門家が使うものとしてのプログラミング環境が発展していく中で, 「商品としての価値」は急速に失い,今や「教育用」のプログラミング環境をどうするかは 非常に悩ましい状況です。
ドリトルは, 一見「Logo」ですが, 実際には, それを越える様々な特徴を持っています。
この授業の中で扱えるのは, ほんの一面だけですが, 学校教育に接点を持つ可能性が高い人も かなりいますから,そのいくつかの側面を授業の中で扱ってみて,興味ある人はさらに 深く追究する入り口を提供するのも意味があると思いました。

2.ドリトルのインストール

ドリトルは Java で開発されているプログラミング言語です。
JRE(Java2 Runtime Environment)が組み込まれていることが必要です。
多分,この教室であれば, 実行ファイルをダウンロードし, インストールするだけで使えると思いますが, そうでない場合には, JREのインストールを事前に行いましょう。
ダウンロードはここから

3.タートルグラフィック

Logo を使ったことがあるでしょうか。
ドリトルは, いわば Logo をオブジェクト指向に拡張しているといえますが,Logo で実装されている タートルグラフィックを実際に使ってみることが最初の目標です。