愛知教育大学
数学教育講座
飯島:
[GC Forum]>
[GC ワールド]>
[問題状況・探究]
[探究]
[発問]
放物線
[特徴]
[動点の軌跡による作図]
[包絡線(動く直線の軌跡)による作図]
[条件を満たす点の集合による作図]
特徴
Geometric Constructorでのプリミティブな幾何的対象は点・線・円です。たとえば,円は3点を指定すると作図できますが,同様な形で4点を指定することによって放物線を描画できればいいわけですが,それは,現在はできません。
そのため,Geometric Constructorでの放物線とは,他の作図方法によって構築すべき対象であり,主に軌跡として構築する対象です。
また,その作図方法は一つではありません。以下ではその中のいくつかを取り上げます。
動点の軌跡による作図
作図の概略
- x,y軸を作る。(その元として,3点を取る。)
- y軸上に点を取り,その点を通ってx軸に並行な直線を作る。
- その直線上に動点 P を取る。
- P を通り,y軸に並行な直線(L1)を引く。
- OPを結ぶ。
- Oを通り,OPに垂直な直線(L2)を引く。
- L1とL2の交点をQとする。
- Qの軌跡を取る。
- 必要に応じて,不要な直線等の色を編集する。
包絡線(動く直線の軌跡)による作図
作図の概略
- 二点 A,B を作り,それを結ぶ線分を作る。
- AB の垂直二等分線を作る。
- Aを一定方向に動かし,垂直二等分線の軌跡を残す。
詳しい記述はこちら
条件を満たす点の集合による作図
作図の概略
- 定点 F と,直線 L を作る。(焦点と準線)
- 自由に動く点 P を作る。
- FPの長さを測定する。
- Pと直線 L の距離を測定する。
- 数式機能を使って, 二つの測定値の差を作る。
- 軌跡の設定で,「変数」の中の「差」をする。
- Pをいろいろと動かして,領域を二つの色の部分に分ける。
また,次のように,の距離が目で見えるように,線分を表示するのもいいかもしれません。