まず,冒頭で,他の作図ツールとの違いを述べておきましょう。それは,Geometric Constructorで軌跡を使うときには,次の二つが必要だということです。
「軌跡が使えない」という苦情のほとんどは,
ことです。これを押しますと,画面の左下に次のように,「軌」のマークが表示されたり,消えたりします。これが表示されるようにしておいてください。
軌跡スイッチ「ON」
↑↓ 「F9キー」
軌跡スイッチ「OFF」
「F9」キーによる「軌」マークが出ているのに軌跡が残らないという場合があります。
そういう場合は,
ことがほとんどです。軌跡を残したい部分について,その色を設定しましょう。
また,
です。
これらのことは, Windows版においても,(画面のレイアウトは多少違いますが,)共通することです。
もともと,数学的には,「軌跡」というのは,次の二つの側面を持っています。
しかし,たとえばGeometric Constructor で扱う場合には,「結果」によって,それを「軌跡」として見なすかどうかを判定することはできません。そのため,機能としては,上記の二つに対応して,
冒頭でも述べましたが,Geometric Constructor における軌跡の利用において,まず基本的なのは,
の二つの仕事が必要だということです。前者の軌跡の設定は,ファイルの中に保存されるため,一番やさしい軌跡の使い方は,
すると,次のような図が得られるはずです。
外心の軌跡 GCデータはこちら
また,描いた軌跡を消したくなったときには,
なお,軌跡はメモリを消費します。Windows版では全く問題はありませんが, DOS版の場合には,メモリがなくなるとエラーが発生します。特に,98などで,日本語を使用しているような場合は顕著です。エラーが生じても,リターンキーを押して確認すると,それまでの軌跡をすべて消去し,作業は続けられるように設定はしてありますが,適当なところで,軌跡を消去しながら使ってください。
また,Windows95のDOS窓でGeometric Constructorを使う場合にも,メモリの制約はかなり大きいので,メモリ不足がしばしば現れるようでしたら,「ミニ版(機能削減版)」を使うか,Windows版を使ってください。
前述の図形は,事前に設定してありましたから,変形するだけで軌跡が残りました。しかし,一般には,自分で軌跡を設定する必要があります。そこで,重心の軌跡を設定することをしてみましょう。
以下で,DOS版に関する画面を例示します。
Windows版はこちら