はじめに
「作図ツール」というものに,まったく馴染みのない方は,DOS版の場合は,マニュアルの初級編あたりを手掛かりに,(Win版でしたら,オンラインマニュアルを使いながら,)「まず使ってみてください」。
次に,「読んでね」や「お勧め」の文献を手掛かりに,これまでの図形との関わりがどう変わるかを,まず体験してみてください。
そういう体験を「授業化」すると,どんな授業ができるのでしょう。
そういう観点で,「読んでね」を読んでみてください。
ちょっと深めてみたいなと思ったら,まずは,「お勧め」の文献あたりを探ってみてはいかがでしょう。
そして,「いや,この程度では物足りない。もっと,自分なりの世界を作ってみたい,とか,「いや,この単元での授業はどういうものがあるのか」など,具体的な課題をもたれたら,次の「GCワールド」へ進んでみてください。
なお,Geometric Constructor / Win の開発と平行して,WWWの方での資料も充実させています。
Geometric Constructorとは
Geometric Constructorというソフトは,私が開発した作図ツールです。現在使っているのは,主として中学校ですが,要するに,図形が関与するところならば使えるわけで,小学校から高校・大学等に至るまで,また必ずしも図形領域(特に初等幾何)だけに限定されるわけではなく,関数の領域などでも,使える場面は様々にあります。

Geometric Constructorの特徴
- 多くの機種に対応している
- DOS版 : 98, FMR-50/TOWNS, FMR-60, DOS/V
- Windows版 : Windows95/NT4.0
- DOS版ではコンピュータ資源をそれほど要求しない
- CPU (実質的には80286以上。原理的には8086系すべて)
- メモリ 640KB
- 98,FMR/TOWNS : FDのみでも稼働可能
- DOS/V(英語版): FDのみでも稼働可能
- DOS/V(日本語): HDが必要
つまり,上記の機種であれば,現在学校にあるほとんどの機器で動作可能。
- 最低限の利用のためには,キーボードのみ(6つのキーのみ)あるいは,マウスのみで操作可能。
- ちょっとした利用ならば,すぐに使える。高度な使い方をしたければ,奥は結構深い。
- 様々な学校で利用され,多くの研究授業がすでに実施されている。
- DOS版では豊富なカスタマイズ機能
- メニューの内容/階層
- 辞書を作れば,様々な言語に対応
現在ある辞書は英語のみ
- 特にWWWによって各種資料が公開されている。


クリックすると大きくなります。
読んでね
[より詳しい文献表]
お勧め
[より詳しい文献表]
- 秋山武太郎『幾何学つれづれ草』,サイエンス社
大正時代の名著の復刻版。 この内容をGCを使いながら読むとなかなか面白い。
- 東乾一『図形の性質の研究』,啓林館
啓林館の教科書の執筆に長く当たっていた筆者が,いわば教科書の背景について詳しく論じている本。
教科書の内容をさらに一歩突っ込むと,どういう展開が可能なのかを調べるための良書。
- 島田茂編著『算数・数学科のオープンエンドアプローチ』,東洋館,1995,\2700
- 能田伸彦『算数・数学科 オープン・アプローチによる指導の研究』,東洋館,1983,\5500
GCを使う授業の多くは,オープンな展開になるものが多い。そのような授業展開を行うための理論的な基礎となるのは,上記の2つの本などである。
なお,島田先生の本は,1977年にみずうみ書房から刊行された同名の本の増補改訂版である。