*3-histogramsについて
目次
出発点
特徴
基本的な使い方
開発記録
**出発点 - 2013年10月4日の附属名古屋中学校での公開授業で, 牛田先生が, 資料の活用の授業をするのに当たって,「iPadで動くソフトで, ヒストグラムなどを簡単に作れるものがないですか」という質問を受けたこと。 - せっかくなら, iPadでもPCでも動くものを作ってしまおうか。 - もちろん, 参考にしたのは, 次の二つ。 -- simpleHist (藤井先生) -- statHist (柗本先生)
**特徴 ***PCでも, iPadでも, Andriodでも動作する。 - html5 + JavaScriptによる開発なので, html5に準拠したブラウザがあれば, ハードは何でも動作する。 ***インストールは不要 - htmlファイルなので, windowsアプリケーションのような「インストール」作業が不要。 - PCであれば, htmlファイルを保存しておいて, それを開くだけで使える。 - iPad等であれば, dropBoxなど, クラウド的なしかけを使う方法もある。 ***3つまでのヒストグラムを比較することができる。 -「3つ」というのは, 同一のデータについて, (3つの)異なる階級によるヒストグラムの比較も可能 %%%feature_03.png %%%feature_04.png -「3種類の集団」についてのデータをもとに,同一の階級によるヒストグラムの比較も可能 %%%feature_05.png %%%feature_06.png ***入力への配慮 -キーボード入力の他, iPadなどはテンキーのような数値ボタンでの入力も可能。 %%%feature_02.png -PCなどの場合, クリップボード経由で, まとまったデータをコピペして入力することも可能。 -誤入力の場合には, 当該数値のみをエラーとして処理し, 他のデータは使えるようにする。 -- たとえば, 次の画面では, 「12w32,11,2e,2q,e23,12」という入力だったので, 数値として認識できる「11,12」をデータとして処理し, それ以外の「12w32, 2e, 2q, e23はエラーとして表示している。 -- 「誤入力があったときに, プログラムが停止してしまわない」ところが工夫しているところ。 %%%feature_01.png
**基本的な使い方 ***エリアは4つ - データ入力, データ一覧, 度数分布表, グラフ ***データ入力 -扱えるデータは3種類(データ1 - 3) -入力の仕方 -- ボタンをタッチしながら入力する -- 数値ボタンで一つの数値をを入力したら「確定」, 一連のデータを入力したら「入力終了」 -- テキストエリアでキーボードによってデータ入力もできる。データの分割は, カンマまたは空白で。 -- 1行に1つずつ入力してもいいし, カンマ区切りで1行に複数のデータがあってもいい。 -- PCなどの場合,データのまとまりをコピー & ペーストしてもいい。 ***データ一覧 - 「入力終了」で, そのデータの一覧を作成する。 - データは一行に10個ずつまとめて表示。 - 数値入力時に他のキーが混じったら,それをエラーとして仕分けする。 - ソートで, 並び替えることができるので, 最大値, 最小値, 範囲や, 最頻値, 中央値などを視覚的に把握できる。 ***度数分布表 -扱える度数分布表は3種類 -基本は, データ1,2,3に対応して3種類の度数分布表。 -しかし, たとえば, 「データ1」について, 3種類の階級に対応した, 3種類の度数分布表を作成できる。 -「元にするデータ」を切り換えることができる。 -「基準」と「幅」を変えて, 「計算」ボタンで, 度数分布表を作成。 -「基準」未満のデータがある場合には, その階級を追加 ***グラフ -表示可能なのは, ヒストグラムと度数分布多角形 -度数分布表を作成すると, 自動的にグラフ生成 -上部では, 3つを併置して比較。 -下部では, 3つを重ねて比較。
** 開発記録 - ver.0.1 (2013/9/21) : そこそこのレベルになったので, 公開。 - ver.0.1.0.3 (2013/10/12) : 階級を表示するときに, 短い小数(1.1)になるはずが,長い小数(1.10000000001など)になってしまうケースがあることに対処。 - ver.0.1.1.0 (2017/03/07) : 度数多角形の線に色をつけ,頂点を強調。(静岡・城山中学校の山口くんの指摘に基づいて修正しました。山口くん, ありがとう。)