ソフトウェアとの付き合い

愛知教育大学 数学教室 飯島康之


概要


ワープロ

最初に使った機器が1982年でOASYS 100Jだった。それ以降,OASYSとの付き合いは続いている。とはいうものの,機器やソフトは変化している。
じつは,並行して,OASYS/Winなども購入はしている。しかし,ほとんど使っていない。それは結局,入力マシンとして使う場合,FM-OASYS系の286程度でもそれなりの速度,386ですでに十分な速度を実現しているのと比較して,OASYS/Winが規模が大きくなり,機能的には優れていったとしても,「重さ」を感じるばかりで,「軽い方がいいなあ」ということになってしまっているからである。そしてまた,「モービルマシンで使いたいんだよ」ということである。
もちろん,現状のFM-OASYSなどへの不満もある。でも,まあまあ満足できるし,何より,「思考を妨げない道具」になっているのは事実だ。
最大の問題点は,Windowsのように,いろいろな窓を開きながらの作業ができないところにあるが,しかし,OAK+エディタで,「入力」に関するかなりのことが出来てしまう。そういう意味で,専用機でないとできないことは,ほとんど必要ない私にとっては,OASYS/VでWindows95がOAK環境で使えるということで,十分シアワセになってしまっているのが現状である。

逆に,他のワープロソフトには,今のところ,ほとんど関心がない。一太郎も,Wordも使ったことはある。しかし,続けて使おうという気持ちには,さらさらなれない。理由は一つ。「重い」から。


エディタ

「軽さ」で選ぶと,「ワープロ」よりも「エディタ」というのが,DOS時代からの定番だった。Windowsで,使えるメモリやHDの容量は飛躍的に大きくなったが,ワープロの肥大化も起こっているので,やっぱり,今でも,「軽いのがよければエディタ」という様子は変わっていないような気がする。
ただ,以前であれば,DOS用のエディタ選びにいろいろなウンチクを語る人もいたし,その必然性もあったし,また「エディタ」が一つの商品として成立していたわけだが,現在では,そこそこのエディタが添付されていたり,またVBでは簡易エディタは部品として提供されるので,市場的な側面が急速になくなってしまっているのが実情のような気がする。