*0.はじめに **0.1 今日でおしまい -「標準的な時間」で対応できる方は,8名くらいかな。 -「標準的でない方」は,3限にお願いします。(それなりの相談も不可欠なはずだから) -「その前に」数名対処しています。(繰り越すよりはましなので) **0.2 今後 -これまでの中で, 簡単な模擬授業 -それを踏まえて,今想定している流れが「それでうまくいきそうか,改善の必要がありそうか」の手応えを得る。 -上記に先立って指導案がある方が望ましいけれども,そうでないとしても,概略はまなびネット等で。 -修正した指導案を,2/20までに) -その後,「ok」の返信がくることを確認する。(まだ修正が必要なこともありうる) -忘れてしまっていたり,見落としていたりするリスクもあるので(いろいろな段階の指導案が混在している)「なんか遅いな」と思ったら催促メールしてください。 *1.最後なので / 「学び」とはなんだろう。 - この授業(CII)のことでもあり,またこれからの教育のことも含めて **1.1 「教えられる」 - 「教えられたこと」を「どれだけ吸収し,再生産できているのか」だけが「学び」ではありません。 - それでは,縮小再生産にしかなりました。 - 「わかっていることの再生産ができるだけ」の人材に対する評価は,過去と比較して,かなり低下しています。 **1.2 みなさんの感覚で,「大学の数学」って,「教えてもらう」ものですか? - 「大学の数学」に対する学びのひとつの価値は,ここにあるように思います。 - 「教えてもらう」ことも,もちろんあります。 - でも,結局,「自分の中で,きちんと創造しないと,わからない」のが大学の数学じゃないでしょうか。 - 「教えてもらう」のではなく,「自分の中でつくる」という意味での学びが不可欠だということ。 - そういう意味で,私は大学の数学の学びの大半は,友達との議論を中核に学び,授業での受け身的な時間はよくさぼりました。 - それがいいことではないけれど,それは許容される時代でもありました。 **1.3 「教育」でも,同じような側面があるけれど,ただし,「頭や本だけでは伝わらない」ことも多い。 - 解説型のオンデマンド教材には,教育の話題はかなり限界があると思います。 - zoomなどの双方向型のオンライン環境の場合も,かなりの制約があります。 - ただ,大学院や研修を含めて,いろいろな可能性を提供してくれるものであることもまた,事実です。 - 特にCIIの授業そのものでいえば,「授業の中での生徒との双方向的なやりとりで構成していく学び」を体験してほしい,実感してほしい,自分でできる用になってほしい,そのための仕掛けとしてのICTを理解してほしい,というのが,基本的なねらいです。 **1.4 「学び」は創造であり,「自分なりのもの」があるはず - 私が学生に対して,「いい評価」をつけるとき,そこには,「教えられたものではないものが感じられる」ことが不可欠です。 -再生産だけしかないと思うと,Aまでであって,Sまではいかないのが,少なくとも今の時代なら妥当だと思います。 **1.5 「授業」以外の学びのリソースがある -授業で提供しているものとして,「本」もあります。「web」もあります。「ビデオ」もあり,「まなびネット」もあります。 -それらが前提としたとき,「授業では何をすべきか」というのが,基本です。 -それは,「反転授業」等のノウハウと一緒のはずで,反転授業とは事前にビデオを見せる授業というのとは少し違うと思います。 **1.6 でも -ここから先は,時間なくなってきたから,授業の中で。