*0.はじめに **0.1 コロナ第7波と「テスト」 -「テスト」は,来週アナウンスしますが,基本的には,「対面で実施」の予定です。 *** 私の方の事情で,実施できない可能性も「ありうる」かもしれません -「月曜日の朝急に熱が出る」ということもありえます。 -その場合は,「今日は中止」というアナウンスと,その後に,「代替策」の連絡をします。すでに家を出ている状態かもしれませんが,ご了解ください。 *** みなさんは,「コロナ関係の特別な事情がない限りは,対面でテストを受ける」ことが基本 -下記に示しますが,勘違いをしている方も,いるように思います。 -みなさんの意志で,「どちらでも選択してよい」なんていうことは
「ない」
のです。 ***なぜ,「対面が基本」か -それは,「この授業の中で身につけたはずの,基本的な知識や考え方などを確認するためのテスト」だからです。 -「そのような趣旨のテスト」を実施するにあたって,リモートは適していないことは,おわかりだと思います。 -逆にいえば,過去の例において,「やむをえない事情」がある学生に対しては,別の時間に別の会場で,同様のテストを行いました。 -今回人数が少ないとき,そういう方策もありうるかもしれません。 -しかし,それは「私の問題」であって,「みなさんの意志で選択可能な問題ではない」のです。 ***テストにおいて例外措置を求めるならば,それなりの「理由と証拠」が必要 -「事前連絡を求めるわけではありません」 -「そのときの緊急性」でいえば,違うことをする方を優先すべきだから --「事後でかまわない」けど,.... **0.2 ある学生から,昨日の夜にきたメール -今朝も,二人から「体調が悪いのでオンデマンドを希望する」というメールがきました。 -当然,「了解しました。お大事になさってください」という返信を出しました。 -でも,下記のメールに対しては,『それは理由にならないんじゃないか』という返信をしました。 --「明日の授業についてですが、午前中に初心運転者講習が入っており出席することができないため、オンデマンド形式で受けさせて頂きたく思います。」 -なぜ,「了解」と私はいわないか,わかりますか? -こういう行為や発言が,何を意味するかわかりますか? -- -みなさんは勘違いしているかもしれないけど,そもそも大学では,「公欠」なんていうものだって,「ない」のです。 **0.3 数年後,みなさんは「私の立場」に変わるのですよ。 -そのとき,「どういう行動をとる」のでしょう。 -きっと,「拒否」とかするのでしょうね。「ルール」だからと。 -ということは,事前に,いろいろな工夫もしないのでしょうね。 -ややこしいことが起こるのを避けるために **0.4 そういうことも念頭において,この授業では,いろいろな試みをしてきたつもりだけど,無駄だったようですね。 -もちろん,「全員」がそうとはかぎらない。 -今日きている人の一人にでも,「いい実験」になればと思います。 **0.5 余談ついでに,「明後日,教育センターで,高校教員の研修を担当」します。 -行政関連は,「実におかしなこと」が多いのです。 -みなさんの世代も,そういうのを継続するのですか? -でも,「今のみなさん」が数年後の教員集団だったら,「明後日のセンター」のスタンスが正しいということになるなと思います。 *1.みなさんは,この授業で,「なに」を学んだのだろう。(テストに出そうなことを意識しながら) **1.1 過去でいえば,「数量関係」 - 今でいえば,「変化と関係」や「数学的活動」 **1.2 データの活用 - **1.3 測定 - **1.4 図形 - **1.5 数と計算 - *2. 「知識・技能」以外では? -きっと,上記で「まなんだ」こととして挙げられることの中心は,「知識」ではないかと思います。 -そして,来週のテストでも,主として測る対象は,「知識」だと思います。 -でも,学習指導要領改訂に関連して,それとは反するキーワードがいろいろありますよね。 **中央審議会答申 -「子供たちが未来社会を切り拓くための資質・能力」 -「社会に開かれた教育課程」 -知識及び技能の習得と思考力,判断力,表現力等の育成のバランス -体験活動の重視 - **改訂の経緯及び基本方針 -予測困難な時代 -AIの飛躍的な進化 -カリキュラムマネジメント --なにができるようになるか --なにを学ぶか --どのように学ぶか --子供一人一人の発達をどのように支援するか --なにが身についたか --実施するためになにが必要か -「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進 **算数科の目標の改善 -「数学的な見方・考え方」 -算数科の学びの過程としての数学的活動の充実 **「その後」のインパクトとしての「GIGAスクール構想」の実現 -学びの個別最適化 -協働学習 -でも,より根本的な,大きな変革に結びついていくはずであり,今後10年以上をかけて,きっとゆっくり,でも,大きく変わっていくであろう「出発点」あるいは「夜明け前」としての「今」 *3.もしかしたら,「こんな事例」やるかも **それを扱うことの「意図」はなになのでしょう。 -「答えが出たらそれでおしまい」のはずはない。 -「それを知った」ということそのものに,それほど価値があるはずはない。 -「それをとおして」教師になるはずのみなさんは,なにを感じ,なにを学ぶのかということが大切。 **でも,前期全般を通じて,「そういう思いはなかなか伝わらなかった」と,私は感じています。 - *4.まなびネットにて **4.1 今日は「感想」を。