*0.はじめに - 素朴に, 「悩ましいな」と思うことが多いです。 --なんで,「期限」が守られないケースが多々あるんだろう。 --なんで,「動画は提出しているけど,前回の教材案が提出されていない」ケースがあるんだろう。 --なんで,「雛型」に合わせていないものがあるんだろう。 --- 音声のみ --- wordの解説 --- 図を動かす様子がなかったりしている -- その他も.... -率直に,「なかなかきびしいなー」と思います。 -- なんで,こんなに「つたわらないのだろう」 ** 「授業に向けての準備をきちんとする」って,決して簡単なことじゃないよ -みなさんの動画から感じる「完成度」を数値で表現すると,たぶん「40点」くらい。 -つまり,「授業をまかせたらほぼ確実に失敗授業になるので,とてもまかせられない」レベルです。 -それを「自覚」していますか? ** CII の「授業」として行えるのは「今日を含めて3回」/ 何をすべきだろう - 例年であれば, 後半は,かなり「個別指導」と「各自の作業」になっています。 - 「これではまずい」と思うケースには早い時期に,「これはやめなさい」寿二したり - 「これは教材化・授業化が難しい」とサポートしたり - 「この教材はかなり素直に授業化できるから放置します」という言葉を与えたり - そして,指導案作成し,発表後, かなりの「書き直し」をメールでのやりとりを中心に行います。 - でも,それは今年はほぼ「不可能」 -- それを行う上での「相互理解ができているとは思えない」 ** 「ダメ出し」に弱い? / 「ほめて育てる」/.... でも,現実はそう甘いものじゃない。 - 刃物の扱いがヘタなら, けがをします。 - みなさんの数学の理解が足りないなら,それは「単位が出ない」とか「まあ,しょうがないのかな」でも... - でもね, 秋には実習にいくんだよね。 - それは「本番」であって, 生徒が「被害者」になるのを放置できるわけはない。学校現場も,私たちも。 ** 大きな選択肢 - 「現状」を踏まえて, 「次どうする」の選択肢が複数ありえます。 - 「おすすめ」もあるけど, 「工夫次第で...」ということもありえますし, 「この際...」ということもありえます。 - 本来はそれも含めて, それぞれ15分程度の「個人指導」が必要なんですけど...今回難しい。 *** 「ほぼ完成」/「少し修正すればいい」 - もともと扱いやすい素材の方。 - 教科書等で,ストーリーが見えてくるはずの方。 - 「指導案」をそのままつくっていけばいいでしょう。 *** 大きな方針はこれでいいけど「もっと緻密にする必要がある」 - 「助手席で見える景色」は語っているけど「運転席で見ようと思っている景色が語れていない」感 - 発問, 活動, 何を観察するべきか, などに甘さがある方。 - 「動画をつくり直す」ことと「指導案として表現する」ことを並行して行う方がいいでしょう。 *** 「素材」は同じでも, 「大きく変える」 -「発問」 -「活動」 -「解決」 -「学年」などの位置づけ -「目標」 - 「削減」(あるいは「組み合わせ」) *** 「素材」を「現在の周辺で変える」/新たに「自分でさがす」 - 現在のものでの立て直しが難しいと思える場合 - 普通は, 「やめた方がいいよ」って, ストレートに語っちゃんだけどね。 *** 「素材」を「このCIIの授業の中で扱った授業」等に切り換える - 授業ビデオで見た流れを, 「動画」で語ってみる / 「指導案」としてまとめてみる - テキストの中で記述されている事例を「動画」や「指導案」にする - 下記のアカデミックカフェで扱っているものを使う --@http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/20201215_ac/,http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/teacher/iijima/20201215_ac/ *** 「教科書の○ページの内容に関する指導案をつくる」に切り換える - これは, CIIの目標ではありません。 - しかし, 素朴に, 上記のアプローチは, 「ちょっと高度」なのはたしかです。 - 上のことがみなさんの力量にかみ合ってみない場合には, 「実習前に行うのに適したこと」として, 「追加の課題」あるいは「代替課題」として考えることも... ** 「今日」をどう使おうか / 「次回等」をどう使おうか - 順調な方は, 指導案作成 - そうでない方は, 「動画の修正・再作成」→「指導案作成」 - あるいは 「素材の検討」→... - そういう活動を「サポートする時間」にしたいわけですが。 - そこで, 「みなさんのグループ活動」も生かしたいわけです。 * 1. 「3分の授業プラン動画」に関連して ** 1.1 基本的なポイントを振り返っておきたい - 「授業プランの発表」の代わりとしての「授業プラン解説動画」 -- 生徒に何を感じてほしいのか, 何をしてほしいのか, どんな発表を生かしたいのか。そういうことをきちんと語りましょう。 ** 2.1 発問 - 「発問」にはこだわってください。 -- 「生徒に対して発する問い」とそれに対して提示している「図」があれば,生徒の活動の様子は,ほぼ想定できるはずです。 -- 教材案(いずれ指導案)における「発問」に対して,生徒はどういう活動をすることを想定しているのか, それが明確でない授業は,ほぼ確実に失敗します。 ** 2.2 生徒の数学的活動 - 「発見」や「言語活動」など,.... - 「証明」や「計算」など... - 「生徒の活動」の様子の概要をきちんと把握しましょう。 -- 「いろいろな場合を調べる」なら,どんな場合に遭遇するはずなのか。その概要がわかるようでないとおかしいです。 -- 表をつくるなら,「こんな感じで表が埋まっていくはず」という様子がないと,おかしいです。 ** 2.3 「動的」をどう生かしているのか - 「動的がない」のは....問題 - 「動的」のねらいはいろいろありうる。 - 自分の中での「動的」の意図を明確に --みなさんの事例の中では,「動的」はどう生きているのでしょう。 -- 教科書は「静的な活動」を想定していることも少なくありません。 -- そこに「動的」が入らないなら,GCなんか使う意味はほとんどないといってもいいでしょう。 -- 実際, ペンで書いた図に補助線を追加しながら...という事例もありますが,それって,....GCなしに図形単元に関して解説する動画という感じですよね。 ** 2.4 ICTはどういう目的で, どういう使い方をしているのか - 「一人一台のタブレットを使えばいい」というわけではない。 - デジタルならいいというわけではない。 -- 中学校では,「パワポの解説」のようなことはありえません。 *3. 代表的な図についてのコメント **3.1 希望者募集 - - *4. グループでの観察・議論・交渉について - グループで「本気で討議」できないかな。 - みなさんのこれまでの議論は, 「なまぬるい?」 - 自分が生徒だったら, 指導教員だったら, ....「ok?」 **これを使おう -@http://iijima.auemath.aichi-edu.ac.jp/member_2021c2a/, みなさんからの資料 *5.課題 -(1) まなびネット -- 今日の授業の評価 -- 「大きな方針」の選択(現時点での考え) -- 動画の再提出(多くの方) -(2) 指導案の作成と提出(メールにて)