*0.はじめに **0.0 ワクチン -大学からの連絡に注意してくださいね。 **0.1 「各自の教材研究 / 話し合い / 発表」等をどうしようか -「まだ」ともいえますが,「もう」ともいえます。 - 例年は,「本学の中で... 教室の中で...」行いました。 -- 個々の事例についてそれぞれフォローしながら進めることも可能でしたし,何よりも,「本学の中」なので,オンライン保存したGC/hmtl5のデータを使って各自の取り組みをまとめる独自サイトを使えました。 -- それは今もありますが,PukiWikiに独自のプラグインを開発したもので,「学内限定でWikiを使う」とか「それを学校の中で使う」ことはセキュリティ上問題ないのですが,「自宅からもアクセスする」場合には,「誰かが改竄してしまう」リスクや,「みなさんの個人情報が学外から見えてしまう」という問題を考えると問題があるのです。 -- また,まなびネットを使ってそういう「各自の教材案を簡単に表現し,議論や発表を行う」ことはたぶんむずかしい, あるいは,そのためのノウハウを確立しないといけないので,「すぐには使えない」のです。 - 去年の後期は,「少ない人数」でした。 -- だから,混在していましたけど,「発表して議論」を中心に,CIIの授業全体の後半部を構成し, その議論を踏まえて指導案作成をしました。 - 去年の前期は,「全員オンライン」でした。 -- 全員オンラインというのは,ブレイクアウトルームの利用など,全員がオンラインであれば可能なこともあるのです。 - ところが,今年は,「混在している」 **0.2 「最終的には, 指導案としてまとめる」ことは確保したい - 例年,最終的には,下記のテンプレートを元に,自分なりに仕上げたものを提出しています。 --@shidouan_2021.docx, 指導案のテンプレートファイル - 基本的には,今回もその路線を想定しています。 - 自分なりに考えたものを表現するのか,この授業の中で私が扱ったものや,テキストの中で扱っているものを表現することもokとするのか,判断が分かれるところです。 **0.3「指導案作成」は「授業のための準備」であって,「文章作成」ではない。 - もちろん,指導案作成は,「指導案としての書式」などを守って書けることなども必要です。 - しかし,実は愛知県内でも,指導案の書式は,地域によって異なっていて,この授業の中で,ある書式に基づくかき方を指導したとしても,実習のときには,その地域に合わせて変えなければならないことが多いです。 - また,実習のときに行う,「教科書を前提とした授業」の場合の指導案と,今回みなさんに取り組んでいただいているような,「動的環境での生徒の活動を想定し,それを元に設計する授業」の指導案作成は,実質的な意味合いがかなり違うともいえます。 - 基本となるのは,「授業をするための準備の一つ」が指導案作成であり,「発表してみると,どれくらい授業をイメージし,順次しているのかがよくわかる」のです。 **0.4 「形にしてみる」「発表してみる」「議論してみる」 - 今後みなさんの「活動」を活性化したいと思うのですが, たとえば,次のようなものは,いかがでしょう。 -- wordなどで,1-2ページ程度にアイデアをまとめてみる。 -- 「発表」を3分程度の「動画」の形にしてみる。 --- zoomの録画機能,なかなかいいです。 -- 他の人のアイデアに対して「コメントをかきこむ」「意見をいう」などを行う * 1. こだわってほしいところ ** 1.1 望ましい「生徒の数学的活動」を活性化するために ICTを使う - 「発見」が基本ともいえますが,「発見」にもいろいろあります。 -- 事実の発見 -- きまり, 仮説の発見 -- 問題の発見 -- アイデア・解法の発見 -- (友達が発表したアイデアなどの)よさの発見 - 「外化」 -- 挙手をして発言することも,「外化」の一つではあるでしょうけど,クラスの数人がいくつかのことだけを表現するので十分なはずはありません。 -- 「図を動かす」「記録を残す」「かきこむ」ことなどもそうでしょう。 -- 「言葉で表現してみる」「それにコメントする」...等のはなし言葉での外化もあるでしょう。 -- 「証明をかく」「計算をする」等の活動もあるでしょう。 - 「取り組むに値する問題だ」と実感すること -- 「先生が提示したから解く」のではなく,「取り組む価値があることを実感したから解く」ようにしたいものです。 --できることなら, 状況として与え,「問題として定式化する」ところを生徒に関わらせるようにしたいものです。 - 複数の選択肢を考え,「比較」することをおすすめします。 -- 静的と動的を比較することは出発点になるでしょう。 -- 複数の解法を考えてみるのも,基本でしょう。 -- 会話の流れの構成の仕方で,授業って変わるものだというのを想定し,比較できると,すばらしいですね。 *2.同じ素材でも,いろいろな授業化がある - ときどき, 「友達とかぶった」と感じる方がいますが,多くの場合,同じ素材でも,図や発問あるいは活動や会話の構成などによってかなり多くのバリエーションが生まれます。 - たとえば,その代表的なものは,円周角の定理 / 円周角の定理の逆 * 3. (指導案の中で記述している)模擬授業 - 簡単じゃないけどね。 - 名古屋中学校で,近藤先生が取り組んだ事例なのですが,「簡単じゃない」ので,今回のテキストには収録していません。 ** 3.1 発問 ** 3.2 戦略の共有 ** 3.3. 数学的活動・発表など... - みなさんが主役です。 ** 3.4 指導案をみながら振り返ってみる。 -この授業って,どういう教材研究や授業設計をしたのだろう。 *4.今日の課題 - (0) -- 今日の問題がきちんと解決できていないなら,きちんと解決する -- 「文献」は,授業後に,ここに掲載します。(生徒としての活動のときに, それを眺めて解決しても仕方がないから) - (1) 次回までに,wordに自分の教材をまとめてみる -- 問題文 -- 図とurl -- 主な数学的活動 -- 迷っていること -- 6/23までに,まなびネットにupload ---例 ---@0618.docx,テンプレート - (2) 「今日の感想」について, まなびネットにかきこんでください。 -(3)九点円に関する授業のビデオ -- 見たいという方が一人でもいたら,アクセスできるようにしたいと思います。 -- ただし,感想等を提出することは「義務にはしません」 -- 個人的にメールで提出したら,返信するという体制でいきましょう。