*0.はじめに **0.1 「テキスト」ができます - ここでは特にアナウンスしてきませんでしたが, 下記の本が, 来週早々にできあがります。 --@https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-324425-3, 「ICTで変わる数学的探究」明治図書 --ここでは,「近日予定」になっていますが, たとえば, amazonでは, 次のような感じで予約を受け付けています。 --@https://www.amazon.co.jp/ICT%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%95%B0%E5%AD%A6%E7%9A%84%E6%8E%A2%E7%A9%B6-%E6%AC%A1%E4%B8%96%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%82%92%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%AB%E5%B0%8E%E3%81%8F7%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E9%A3%AF%E5%B3%B6-%E5%BA%B7%E4%B9%8B/dp/4183244250/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%EF%BC%A9%EF%BC%A3%EF%BC%B4%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E6%95%B0%E5%AD%A6%E7%9A%84%E6%8E%A2%E7%A9%B6&qid=1622100011&s=books&sr=1-1, amazonでは6/11に発送予定。 --私の手元には近日中にとどきます。直接販売します。 --生協にも一定数は置いていただくようにお願いします。 --大学にこられない方は,amazonや書店でもいいと思います。 -- 価格(2366円)の割には,かなりしっかり書いていると思いますよ。 -- 小さめサイズだけど, 224ページもある。 **0.2 ビデオ処理で, 手間取ってしまいました。 - 今回, 長谷川先生のビデオ内容を勘違いしていたせいもあって, 処理をしなおしたのですが, サーバとの問題もあり, なかなかてこずってしまいました。 - 長谷川実践に関しては, 前回から今回までの課題というよりも, 「今回の課題」という性格の方が強くなってしまいますが, その分, 資料はパワーアップしています。 **0.3 教材への注目の仕方が「まだまだ」 - 千田くんに続く方がいるかなと思ったけど, ....今みなさんが想定している素材は, まだ授業化への工夫がまだ足りない感じがします。 -- 解説ならできるけど, 生徒の「問題」にしていきたい。 -- たとえば, チェバ・メネラウスなんかは,みなさん的には「定理として解説しやすいかもしれないけど, 生徒が活動する余地が....たぶんつくりにくい」。 * 1. 「1つのタブレットを4人で囲んで学ぶ魅力」 - 今は「3密」でなかなかやりにくいですが, GCに関して, iPadでの実践を始めた2010年以降, このスタイルを中心に, 名古屋中学校などでは取り組んでいます。 - 「ワイワイやっていて, 楽しそうね」というのは, 授業を眺めるだけでも思うことなのですが, 実は「何をやっているのか」をきちんと記録を残そうとすると, かなり大変です。 - 2010年以降, 授業の撮影方法や記録の仕方を段階的に変えてきました。 - 当初は, 前と後ろからの2台で授業全体を撮影しましたが, グループの活動の様子を残すには, 「上から机を覗き込む」ようなアングルがわかりやすい。 - グループで何を語っているのかがわかるようにするには, グループに張りついて撮影したり, ICレコーダを置いて音声を合成する方がいい。 - 全体像をわかるようにするには, 板書の映像もグループの映像もほしい。そこで, マルチカメラの映像にして視聴する。 - 今では, zoomなどで当たり前になってきましたが。 - そしてさらに, グループによって, 活動がかなり変わる。 - 長谷川実践では, 特に3つのグループについての記録をまとめたので, 分析可能になっています。 - 学部生用の資料としては, ちょっと詳しすぎる感はありますが, ささっと眺めてみるときっといろいろなことを学べると思うので, 今回の「課題」としておきたいと思います。 *2. 現象を観察し, 「言葉で説明」を求めるような, ちょっと気軽な例をいくつか - ICT利用というと, ついつい「複雑な図をつくり, 解説する」使い方に偏ってしまうことも多いのです。 - でも, やはり主役は「生徒」でなければいけません。 - 「先生と生徒集団の対話」というのが, ここでの基本になりますけど, そして, それはオンラインと教室メンバーとの混在って, かなりやりにくいですけど, ちょっとチャレンジしてみましょう。 - 必要ならば, オンラインの方は, 「ブレイクアウトルームで話し合う」ことも想定してみます。 - 少なくともオンラインはそういう時間を意図的につくらないと, 「まったくの受け身になってしまう」ので。 ** 三角形の面積公式 |#00127-triangle-01| ** 半分にしたい |#00128-bisector-01| -ケーキを分ける感覚かな? ** 3匹の虫 |#00126-0521-04| * 3. 似ていそうで, 意外に難しさが違う, 二つの問題 ** 問題1 図のように, 円に内接する四角形ABCDがある。 ABCDの面積を最大にするには,ABCDはどんな形だったらいいのだろう。 |#00129-0528-1| ** 問題2 図のように, 円に内接する三角形ABCがある。 ABCの面積を最大にするには,ABCはどんな形だったらいいのだろう。 |#00130-0528-2| *3. 課題 -- 今日の問題がきちんと解決できていないなら,きちんと解決する -- 今日の問題は, それぞれ少しずつ発展させていくことができる問題なので, みなさんの教材開発のモトにしてみるのもいいと思います。自分なりに「発展させてみる」価値があると思ったらぜひ。(must ではないです) -- そのようなことを踏まえて, 下記のことに取り組みましょう。 - (1) 「今日の問題の中から一つを選択し, 教材研究あるいは授業かの観点から吟味する」 -- 少なくとも今日の問題の一つに関して, 「こういう観点から教材化できる」とか「こういう流れで授業にできる」というようなコメントをかけるようにすることが大切だと思います。 - (2) 長谷川実践について -- 改めて -- この長谷川実践の授業ビデオを,ネット経由で視聴可能にして,mlにてその情報を配信します。 -- また,この長谷川実践に関連する文献も掲載します。 ---@http://hdl.handle.net/10424/5237, 愛知教育大学リポジトリ収録の文献 -- それらを参考にしながら,実際に附属名古屋中学校での長谷川先生と生徒の様子を観察してみてください。 - そして, 次の点に関して,自分なりに分析し, まなびネットにかきこんでください。 -- (a) 課題などに関して工夫しているなと感じた点 -- (b) 長谷川先生の発言や行動で, 「なるほど」と思った点 -- (c) 全体での生徒の活動や発言の中で, 注目した場面と感じたこと -- (d) グループでの生徒の活動や発言の中で, 注目した場面と感じたこと -- (e) グループによる違い -- (f) その他(改善の可能性など) - (3) 「今日の感想」について, まなびネットにかきこんでください。