作図ツール GC

基本的特徴

作図ツールというのは, 数学的な意味での作図・変形・測定等を行えるソフトです。本コンソーシアムでは, Geometric Constructor というソフトを中心に扱いますが, 他に,カブリ, Geometer's SketchPadなど, さまざまなソフトが開発され, いろいろな国で使われています。


基本的な使い方

変形:いろいろな場合を調べる

ある条件を満たした図は, 必ずしも一つではありません。その図を動かすことによって, いろいろな場合を調べることができます。特殊な場合を調べることもできますし, 一般化することもできます。その中で, 定理の成り立つ限界を観察したり, すべての場合に共通して成り立つこと不可能なことに注目することができます。
一方, 問題文を意識化することによって, その問題の条件を変えた図について調べることなども行えます。

測定:関数関係/不変要素

図を動かして調べることによって, (長さや角度の)不変性,平行性,直交性などを観察することができます。さらに詳しく調べたい場合には, 長さ・角度・面積などを測定することができます。
それによって, 予想する内容が実際には正しいかどうかなどを, 実験的な結果によって確かめ,その妥当性を検証することができます。

図の解釈などの多様性

授業の道具として作図ツールをみたとき, 同じ図を見ていても,それをどう解釈するかが生徒によってかなり違うというのは, 非常に興味深い現象です。そのため, 一斉指導の中で, 彼らの多様性を生かすことによって, いきいきとした授業を生み出せる原動力になりうるのです。